入院給付金の１社あたりの限度額はあるのですか？

kenty 様

ご質問をいただきまして、ありがとうございます。
保険実務に強いBYSプランニングの釜口です。
よろしくお願いいたします。

入院限度額の設定は、保険会社によって違いますし、職業によっても違います。
限度額設定を15,000円や20,000円で設定しているところが多いですね。

ただ、15,000円や20,000円の入院日額は必要ないですね。
健康保険には「高額療養費制度」があるからです。

また、確率論で考えれば、明確です。
まずは、払い込み保険料総額を計算してみて下さい。
入院日額2万円の終身医療保険で試算してみると、一番保険料が安い会社でも、平均寿命までご生存した場合の総支払い保険料を計算すると、350万円を超えてきます。
350万円の元を取ろうとすれば、死ぬまでに9回以上入院をしなければいけません(毎回手術をともなう場合で5回以上)。
※一般病床での平均入院日数が約20日ですので、入院日数を20日で計算しています。

つまり医療保険で元が取れる方は、異常に少ないのです。
これでも医療保険に加入するかどうかが問題です。

ご不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
http://www.bys-planning.com/

kentyさん、こんにちは。実務に強いFPの大関と申します。

その勧誘員さんの属している会社の規定が、15,000円なのであって
**「加入しても2万円は、給付されないので、損です」というのは誤りです。
なぜなら、限度額以上の加入は認められないからです。

保険会社によっては、日額20,000円まで認められていますし、明確な根拠が
あれば、「数社に分けて合計日額40,000円」という契約でも、きちんと給付は
受けられます。

ただ、最近の情勢を鑑みれば、
**「医療保険=入院保険」「医療保険=入院日数で計る」という考えは古くなってきている
ことを押えておく必要があります。

その根拠は
>「入院日数の短縮化」「退院後療養の増加」「先進医療の普及」<です。

そんなことから、「先進医療費用補償」「通院給付」の2つが付く
プランニングも検討する必要があるものと思われます。

下記のコラムもご参照下さい。
↓↓↓

(医療保険の商品価値は下がっていく?・・・その1)
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/44459

(医療保険とがん保険)
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/44457

(100%給付金を受取るためには)
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/15505

(所得補償保険)
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/23474



以上、参考にして戴けたら幸いです。

kenty様へ

はじめまして、FP事務所アクトの山中と申します。
今回、kenty様からのご質問につき、お応えさせていただきます。
下記をご参考にされてはいかがでしょうか。

(ご参考)

1.医療保険及び医療特約の加入される時に「職業・職種」を申込書や告知書に記入いただきますが、それに基づき各保険会社ごとの加入限度が指定されます。もしも、既に入っていれば加入限度額から既加入部分を除いて額が加入されることになります。

2.そして、この様な履歴は生命保険協会にて登録されて、仮に他の保険会社で新規に医療保険加入する場合の応諾可否の参考とされると考えます。

以上