対象:ペットの医療・健康
犬を飼っています。
避妊手術の際、全身麻酔をかけました。
日帰りで夕方に受け取りに行ったのですがそのときに「全身麻酔をかけているので体温がさがりやすくなっています。」と説明をうけました。
なぜ、全身麻酔をかけると体温が下がりやすくなるのでしょうか??
つぅたンさん ( 大阪府 / 女性 / 20歳 )
回答:1件
RE:動物の全身麻酔について
主に体温は視床下部という部位にある体温調節中枢で自律神経によりコントロールされ、熱の放散と産生により正常体温に維持されています。
ほとんどの麻酔薬は、この体温調節機能を抑制することが分かっています。具体的には、熱への反応温度が上昇し、寒冷への反応温度が低下します。すなわち神経が反応できない温度の幅が広がってしまうということになります。加えて、麻酔薬による筋肉の弛緩により熱の産生ができず、さらに体温よりも低い手術室の中にいることで、体内から熱の放散が起こりやすい状態となり、結果として低体温に陥ります。
手術中の低体温に対しては、ヒーターによる加温や点滴剤自体を温めることによって対処し、術後はICUケージやドライヤー、湯たんぽを使用します。
(現在のポイント:-pt)
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