成犬の（柴3歳10ヶ月）噛み付き癖

「大切な私の子供」というお話しなので、人間に置き換えていきましょう。

３歳１０ヵ月は人間で言えば、31歳ぐらいでしょうか。31歳の子どもが、突然親に殴りかかってくるのです。それも何回も病院送りにするぐらいの攻撃をです。

もし、人間の子どもがこうした状況であれば、あなたはどうします。
そうですね、専門家のカウンセリングなどをお受けになるはずです。

犬も同様です。
ぜひ、しつけインストラクターなどのカウンセリング（直接の犬を見てもらっての）をお受けになってください。（ネットでのアドバイスで解決できる問題ではないことを理解してください）

攻撃性に関する問題は、しつけインストラクターの力だけでは解決出来ないケースもあります。
しつけインストラクターは「犬のしつけの専門家」で、こうした問題の専門家は「行動治療専門獣医師」となります。

ただ日本にはこの「行動治療専門獣医師」が極めて少ないの実情で、現実的にはまずしつけインストラクターに相談するのが自然の流れでしょう。
※相談なされるインストラクターはぜひ「行動治療専門獣医師」との連携がとれる方が望ましいと言えます。

まずはお近くの
[[「（社）日本動物病院福祉協会認定家庭犬しつけインストラクター」:
http://www.jaha.or.jp/contents/modules/newdb2/top.php?id=1
に相談してみてください。

何度も他人を噛み、自分もひどく噛まれているのに、「大切な子供」と捉え「良い関係を築きたい」と願うそのお気持ちには是非応えてさしあげたいです。

ですが、事態は大変深刻です。
問題の柴犬はすでに４歳近くなり、噛み癖もついています。その上はなちゃたさんご夫妻はこの子を恐れて警戒していますし、どんな時に噛まれるのか予想がつかないとおっしゃっています。

もしこれが本当に突然で理由もなく噛みついているのなら、病気の可能性もありますが、恐らくそうではなく、経験から学習してしまったものだと思います。柴犬はサインが分りにくい犬種として有名です。

大変申し訳ありませんが、ここまでのケースになりますと、Q&Aで解決できるものではありませんので、直接専門家に見てもらうことをお勧めいたします。

専門家がこの柴犬の様子を観察し、噛みつく原因や理由、有効な対処法などが見えてくれば、希望が持てると思います。