対象:独立開業
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地方都市で美容と健康をコンセプトに美容鍼灸スパを開業したいと思ってます。
アンチエイジングや、免疫を上げ未病を防ぐを目的に、鍼灸にアロママッサージやフェイシャルを組み合わせたおしゃれなサロンを計画しています。
気になるのは、まだまだ地方では鍼灸に対する古くさいイメージが強い事と、鍼灸自体の認識がたいして浸透していないということ、そして保険診療が限定されるということです。
私自身、海外在住が長く現地の鍼治療でアレルギーが完治したことから、実はなんでも治せるんじゃないかと思っています。海外では鍼灸がとても人気でホテルのスパにも普通に取り入れられていることから、ぜひとも日本で、もっと鍼灸を広めたいと熱く思っています。がしかし実際のところ日本の鍼灸院で儲けているところは少なそうなので心配です。
ちなみに鍼灸師免許はまだ持っておりません。これから専門学校へ行くか悩んでおります。現在30前半女性、デザイン職です。専門学校に行くのであればスパで働きつつ学校へ通おうと思っています。昔から美容と自然療法は趣味なので色々なセミナーで知識をつけつつあります。が本格的にビジネスとしてやっていきたいと、ここ数年考えてます。美容鍼灸サロンとして独立開業して勝算はありそうか、客観的にご意見いただけると幸いです。
ponponponさん ( 福岡県 / 女性 / 32歳 )
回答:1件
「差別化できる強み」を持ちましょう
ponponponさん こんにちは
美容鍼灸サロンとして独立開業して勝算はあるかどうかというご質問ですね。
ponponponさんはコンセプトも明確で知識も豊富のようです。
しかし、気になるのはご自身が鍼灸師の免許をお持ちでないことです。
経営者として鍼灸師を雇用するのか、あるいはご自身が鍼灸師&経営者として運営していくかを早急に決断することが先決事項だと思います。
鍼灸師を雇う場合には人件費が発生し、利益を出すためには相応の売上が必要になるのはお分かりかと思います。
更に、営業面でのアドバイスをします。
開業して事業を展開していくには顧客がいるかどうかです。
ponponponさんは具体的な顧客のイメージをお持ちでしょうか?
顧客を見つける方法をマーケティングと言います。以下のマーケティング戦略立案プロセスにしたがって分析をしてください。自分とお客さまの具体的な姿が見えてくると思います。
1.環境分析
自社環境と自社を取り巻く環境(業界、競合他社など)を分析します。それによってponponponさんの「強み」と「弱み」を 知ることです。
他社にも負けない「強み」があるかどうかが事業の成否を分けます。
2.市場細分化
どの市場を狙うかを決めます。例えば、年齢・性別・所得・ライフスタイル等で市場を分類し、自社にとって最適な市場を決めます。
3.ターゲティング
狙った市場の中で具体的なターゲット顧客を決め、市場と顧客の絞り込みを行います。
4.ポジショニング
競合他社と比較検討したうえで、業界での自社の立位置を明確にします。
5.4P
商品(product)、価格(price)、立地(place)、販売促進 (promotion)の4つについて、ターゲット顧客のニーズを満たすために必要な組合わせを策定します。
『 鍼灸院で儲けているところは少なそう』とご心配のようですが、繁盛する方法はたくさんあります。
それはponponponさんの『強み』を生かし、他社と『差別化』し顧客の支持を得ることです。
言い替えますと『差別化できる強み』がないと成功は容易ではないということです。
具体的な差別化の方法については、以下のサイトを挙げておきましたので、ご参照ください。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/875.html
http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/375.html
ponponponさんのご活躍をお祈り申し上げます。
評価・お礼
ponponponさん
2014/10/25 19:46小松様、ご回答誠にありがとうございます。
マーケティングについて素人なので非常に参考になります。まずは戦略立案プロセスに沿って分析をしてみたいと思います。ターゲット設定も重要なのですね。地方は高齢者と低所得者層が多いので大丈夫かなあ? そしてやはり、『差別化できる強み』がポイントなのですね。う〜ん、なんでしょう。。海外のネットワークでしょうか?まだ日本に入ってないメソッドも良いですよね。またこれもあぶり出していきたいと思います。
はい、自身で鍼灸師免許も取得して経営もする方向です。経営を多角化(治療院、エステ、店舗、スクール)の同時並行はどうかな?と考えております。治療院は出来るだけ低料金で提供できるように、エステは富裕層にターゲットを置こうかと。。心配してましたが、繁盛する方法はたくさんあります、とのことで安心いたしました。まだ少し先のことではありますがぼちぼち行動にしていく所存です。
リンクも参考になります。ブレイクダウンして戦略練ってみます。
どうもありがとうございました!
回答専門家
- 小松 和弘
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ホットネット株式会社 代表取締役
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