対象:エクステリア・外構
回答:1件
久保田 優一
ガーデンデザイナー
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真冬のコンクリート
真冬のコンクリートについてお答えします。
コンクリートは水、セメント、砂、砂利を混ぜて作られます。
その中で固まるときに水成分が蒸発するのですが、気温が低すぎると
蒸発がうまくいかず、または水成分が凍結して硬貨不良となることがあります。
知人の方はこの硬貨不良によるものを失敗とおっしゃっておられるのかもしれません。
一日の平均気温が5℃以上なら通常の方法でかまいませんが、それを下回る場合、特にゼロ度を下回る場合は寒さ対策として『寒中コンクリート』というものがあります。
(一日の平均気温は最低気温と最高気温を足して2で割る温度です。)
技術的なお話ですが、
コンクリートに混和剤(AE剤・AE減水剤)を混入して、耐凍害性を向上させる。
コンクリート製造個所(プラント)の最低気温が0℃以下の場合は、セメント以外の水・粗骨材・細骨材を加熱する。
打設時のコンクリート温度は、5~20℃の範囲で定めるものとする。
セメントは、ポルトランドセメントおよび混合セメントB種を用いることを標準とする。
養生中のコンクリートは、保温もしくは「給熱養生」により5℃以上に保つ。
という寒中コンクリートにする場合の対策が必要になります。
寒冷地でよく工事をなされている業者さんならきっと詳しいと思いますが。。。
石川県とのことですので、寒冷地ですからご心配でしたら春になってからの工事もご計画なさってもよいかもしれません。
消費税の関係もありますので、そのあたりのご判断はお任せします。
ご参考までに。
評価・お礼
おるそんさん
2013/12/23 23:27ご回答ありがとうございました。
素人の私にも分かり易い説明で業者さんとの打合に役立ちました。
結局、コンクリートは天候を暫く様子見ることになりました。
本当にありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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