対象:仕事・職場
都内で美容師をしています。
今年で勤続11年目で、新卒で入社しました。
職場環境でずっとひっかかっていた事がありましたが、今までは技術を学ぶため、美容師として有名になりたいという夢があったため、体育会系のノリが残っているのだろうと目をつむって頑張ってきました。
しかし、最近技術的にも学ぶ事は学び、年齢的にも有名になりたいというよりも1人1人のお客様をじっくり接客するようなスタンスでやっていきたいなと思うようになり、ふと、今まで我慢してきた事を目をつむってまで、ここの会社にいる理由がないのではと考えるようになりました。
その我慢してきた事というのが
○社長や店長がスタッフの外見で対応を変える。先日、可愛い新入社員に『頑張っているから怒る気になれない』と言っているのを聞いて、スタッフはみんな頑張ってるのに…と思いました。
○美容師保険や、労災等の保険に入ってくれない
○給料は固定給+ある一定の売上までいけば歩合がつく。なのですが、自分の固定給額+人件費+材料費分の売上はあげているのですが、一定の売上まで届いていないので、給料は固定給のままです。なので、私の売上の余った分はどこに消えているのかと思ったら(この9年間新しい店舗ができる事もなく、スタッフに還元されている様子はなく)社長は新しい外車や時計を購入してます。なのに、売上を上げろとうるさいです。なんのために売上をあげなくてはいけないのかわからなくなりました。
○社長、店長共々、スタッフの悪口ばかり話しています。バックルームに入るのが苦痛です。
○社長に『おまえの家は金持ちだから、おまえにはハングリーがない』と決めつけられる発言を何もしてないのに常に言ってくる。また、先日お店で配っていた無料のサンプルをお客様に渡す時に、お客様が小さいカバンだったので『袋にいれますか?』と聞いたら、すごい剣幕で『無料のサンプルなんかに店販袋渡すな。』と怒られました。そばにいたスタッフに『お客様のためを思って言ったのに、あんな怒らなくてもね』と言われ、ますます社長の人としての価値観が合わないのかもと思いました。(普段は優しい時もありますが)
このような理由もあり(10年間働いていたのでもっとありますが)この先この会社で働いていたら自分の人格がだめになってしまうと思い、転職を考えている私の考えは甘いのでしょうか。
ぴぴぴのさん ( 埼玉県 / 女性 / 30歳 )
回答:2件
お客様をじっくり接客
ぴぴぴのさん、こんにちは。
コーチ倶楽部の佐藤創紀です。
今、転職を目的としてコーチングを受けている方がとても多いです。
そこで、注意したいのは、
いまの職場が嫌だという理由だけでやめると、
転職を繰り返してしまうと言うことです。
嫌な理由のほとんどが人間関係ですので、
そういった人は、転職先にも多かれ少なかれ存在するわけです。
それで、また嫌になって転職をするというパターンにはまってしまうわけです。
それを回避するには、
嫌だからやめるのではなく。
自分の未来の夢や目的のためにという
大きな大義が重要です。
コーチングでは、
それをコーチととことん話し合って、
見つけていくわけです。
ぴぴぴのさんの「ひとりひとりのお客様をじっくり接客していく」というのも
たいへんいいですよね。
それを具体化し明確にし、
将来の美容師としての自分のビジネス理念にしていくと、
いま何をすべきか見えてくると思います。
がんばってください。
回答専門家
- 佐藤 創紀
- (埼玉県 / ビジネスコーチ)
- コーチ倶楽部 代表
平静心コーチング(安定と勇気の形成)
特徴として、クライアントは長く継続してコーチングを受けてる人が多い。 人としての信頼をベースに、経験豊富なビジネス成功体験から、若き女性の恋愛コーチングまで、人間関係の本質をシンプルに説明できる日本でも有数なプロコーチである。
あなたはA ランクの社員ですか? そして社長は?
現在の勤務先に不満を持ち、転職したいけどどうしよう?という悩みを抱えている方はずい分多いと思います。そんな悩みを読んでいて常に不思議に思うことは、ほとんどが人間関係を中心において悩んでいることです。
本来、働いてお金をもらうということは、雇用主に対する仕事の対価としてお金を払ってもらうわけですよね。 その対価が十分支払われているか、そうでないかに焦点を当てて考えてみると、この先の行動について客観的、論理的に考えることが出来るかも知れません。
英語圏のCEOに多く読まれている”Top Grading” という社員の雇い方を説いた本があります。 The University of VirginiaのSchool of Business のコースで勧めている本です。
“How Leading Companies Win by Hiring, Coaching, and Keeping the Best People”
「世界を代表する会社が、人を雇い、コーチし、いかに最高の人材を使い続け、勝ち残っているのか」についてです。
社員や、Manager には能力的に3つのランクが存在します。
A player (Top Graderです! 100人雇ったとしたら10人程度しか存在しません)
B player (まぁ仕事の内容によっては使えないこともないけどという人材。 100人の中の次の25人くらいです。)
C player (最後の65人。 はい、そんなにもいます。 雇ってしまったら給料払うだけ損失の出そうな、能力のない人。)
もちろん、A, B, Cの判断基準となることは多くありますが、今回のご質問の内容から関係ありそうなことを選んでみました。
雇用されている「ぴぴぴの」美容師さんの場合:
Customer Focus (お客への対応):お客の様子を常に観察し、「ことばでの」また「ことばには出さない」要望に応えることが出来る。
この部分はA player の資質だと思います。
社長の場合:
Customer Focus は少々疑問ですね。 Leadershipや、Resourcefulness (ビジネスを成長させるため、次のステップを作り出せる能力)なども、ご質問の内容から疑問が浮かびます。 社員へのCoaching も、精神的な支えとなり、ビジネスを伸ばすため、また個々の社員の能力を伸ばすためのことは、あまり感じ取れませんね。
ということは、経営者としては65%も存在するC player の可能性が濃厚です。
そこで、再び、「ぴぴぴの」さん。
あなたは、美容師としての資質、能力はA player ですか?
今後の自分のキャリアを考えるときに、何をどうしたいのか明確なビジョンを持っていますか? また、それをやり抜く能力はあると思いますか?
もしそうなら、A player かも。
将来のビジョンはあるけど、どうも現実的にまとまらない・・・ということなどが仮にあれば、もしかしたらその部分はB player の可能性もありますね。
いずれにしても、社長をC player と考えて、ご自分の分析をしてみてください。
ご自分がA か B だと感じたら、現在の会社にいるのは自分の能力の無駄遣いだと思います。
C player しか雇えなくて困っている美容室もあると思いますよ。 そんなところにA, B player で入るチャンスもあるのでは?
また、ご自分で起業するオプションもありますね。 自分なりのCustomer Service を展開しながら。
もし、ご自分の分析がC player だったとしたら・・・。
どうしたらA, B player になれるかを目標にすると、現状を違う目で見れるようにもなると思います。
こそこそした人間関係になど惑わされないで、このTop Grading 思考を使うと前に進める原動力になるかも知れませんよ。
School of Business (University of Virginia) のコース”Growth in small business” の中でTop Grading がいかに大切かを習いました。
私も過去にC player を雇って苦い経験をしたことがあるので、「そうだったのか~」と妙に面白かったですね。
Good Luck!
回答専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
大澤 眞知子が提供する商品・サービス
パンデミック後の留学カウンセリング
(現在のポイント:-pt)
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