対象:インテリアコーディネート
以前、床色について質問しご教授頂いた結果から、
白いフローリングに決定し、ならば壁紙と天井も白かなと考えております。
「目指すインテリアの方向性=シンプルモダン?」
・建具&家具ウォルナット色とキッチン&フローリング白色の2色+小物でアクセント色
・部屋の広さ=LDKで25畳程度
白い壁紙の種類は多過ぎて、選べない状態に陥っており、お聞きしたいのですが、
凸凹が多い白と少ない白があるのですが、どちらが向いているのでしょうか?
モダンのイメージ?からするとフラットな壁紙が合うような気がするのですが、
のっぺりしてしまいそうな気も…。凸凹が多い白だと近付いた時にうるさそうな気も…。
と、完全に迷い込んでしまいました。ご教授頂けますと幸いです。
当然個人の好みにもよると思いますので、あるいは
凹凸がある事によって生じる効果(メリット/デメリットなど)を
ご存知でしたらご教授頂けますと選定基準として考えやすくなるのでは
とも考えております。
本来の期限は超過しており5月5日には最終決定しなければならないため、
お手数ですが指南頂きたく存じます。
redkingさん ( 東京都 / 男性 / 31歳 )
回答:3件
吉良 ヒロノブ
インテリアデザイナー
1
私は床とのイメージから漆喰が一番と思いますが・・・。
吉良+DOデザイン研究室の吉良と言います。
REDKINGさんの質問の中にも書かれてましたが、フラットのイメージの方が正しいと思います。
本当は漆喰が良いのですがEP(エマルジョン ペイント)等でもいいのではと思います。
どうしても壁紙とおっしゃるなら布目調の白がいいでしょうね。
凹凸が大きいとイメージと異なりラテン調のような感じですし、凹凸が小さいくフラットに近いと下地をきちっとしてないと直ぐに繋ぎラインが見えてきます。
壁紙といってもたぶん、ビニルクロスと思いますが下地の処理と床のイメージから布目程度が無難と思います。
ただし、REDKINGさんの文章のイメージから私が仕事で関わてるとすれば必ず漆喰かEP(下地寒冷紗全パテ)で行うと思います。
大谷 薫
インテリアデザイナー
4
施工の仕上がりとデコボコについて
はじめまして、デザイントークの大谷 薫と申します。
白い壁紙はちょっとの色の違いや柄の違いと各メーカーによっても似ているものが沢山あるのでとても迷われると思います。また、近年シンプルモダンなインテリアの人気が高いので白い壁紙の選択肢が増えている傾向にあります。
ご質問の内容ですが、凸凹の大きなものと小さなものについてですがシンプルモダンをイメージされているのでしたら石目の大きなものより小さめな柄の方がフラットな感じに見えるのでお勧めです。但し、カタログのサンプル帳で10センチぐらいのサンプルを見て判断されているのであればちょっとカタログを立てて少し遠目で見るようにしてみてください。大きな凸凹と思っていたものが意外に小さかったり、小さいと思っていたものが全くフラットに見えたりと見る視線によってかなり変わります。白い壁紙は特に、面積が大きくなったときにより白く見えるということと柄がフラットに見えるということをちょっと想像しながらお選びいただくといいと思います。また、あまりフラットですと下地の凸凹を拾いやすくまたジョイント(多くは90センチごとにあります)部分が目立ちやすくなりますのでご了承の上で選定頂くと後のトラブルが無くなります。
また、私の場合白い壁紙をお勧めするときは、もうひとつ艶の有無も気にしてお勧めします。あまり艶があるとちょっとビニールっぽく見えますのでリビングなどのスペースにはマットな印象の壁紙を選ぶことが多いです。これもイメージによるものなのでそのあたりも選択する際の目安にされるといいと思います。
竹中健次
建築家
-
壁を面構成としてとらえる。
建築を考える場合には壁をどのように考えるかです。モダニズム建築以降には空間構成の面として考えるようになり,ヨーロッパ建築に見られるような装飾性はなくなるようになりました。中国からヨーロッパ人が紙を輸入して壁紙として利用するようになり,現在のように発展しました。布製の壁紙やプリント時の壁紙など多重に渡るようになりました。(イギリスのウイリアム・モリスのプリント柄の壁紙が,アールヌーボー以降はやり,現在も輸入クロスとして販売されています。)
現代建築は,モダニズム建築の流れの中で単一な面としてとらえる傾向があり,家具などで施主の個性を出すようになっています。
過去の建築材料からすると,漆喰・ペンキ(水性)・クロスとなります。
漆喰:工事の時期が難しく,夏や冬は施工してはいけません。乾燥が激しいと下塗り・中塗り・上塗りなどの行程の中で,付着不足やひび割れを起こす可能性があります。冬場は凍害などで,下塗りの乾燥不足や密着不足が起こりますので,湿度のある春や秋に塗るのが原則です。
ペンキ:水性ペンキがヨーロッパでは一番多いです。これは素人でも塗りやすい物ではやっていますが,汚れがつきやすく日本人好みとは言えません。EP−Gというぞうきんで拭ける材料が開発されています。水性ペンキの改良品です。予算や将来の下地に施工に伴うクレームを解消するために高価な物になります。紙クロスなどもライトの反射の風合いが出て面白い物があります。予算を考えた場合には凹凸の少ないビニールクロスをお勧めします。ビニールクロスは,のりが乾くと凹凸が伸びてほとんどフラットに見えます。ペンキを塗った物と変わらない感じに仕上げることが出来ます。一番のお勧めは,EP−Gですが,予算も考慮してセレクトして下さい。
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