共同で不動産を購入する場合

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

共同購入において、
自分が出資したお金に関しては自分の宛名の領収書をもらってください。
また、登記は、原則として物件に対してお金を出資した割合で
持分を登記してください。
登記している持分と出資割合の差が大きいと、
贈与税の課税対象となる場合があります。

現時点では、領収書の宛名が彼なので、
「かっぱどん」さんが現金166万円を
彼に贈与して彼が物件購入代金の一部である手付金を
支払った事になると思われます。
贈与の場合、贈与税基礎控除が110万円なので
それを超える部分は贈与税の課税対象となります。

今回、総額2350万円のうち、350万円程度を
「かっぱどん」さんが出資します。
可能であれば、その金額の一部だけでも
不動産本体価格の支払にあて、
持分を入れておくことをお薦め致します。

共有持分のメリットの一つとしては、実質的に
単独での不動産売却ができなくなるところです。

特に問題がなければ良いのですが、
なにかもめた際、彼の単独名義になっていると
彼の一存で勝手に不動産の売却ができてしまいます。
多寡は問いませんので、少しでも持分を持っていれば、
そのマンションに居住する権利をもち、
「かっぱどん」さんの合意がなければ
実質的に売却もできません。

「かっぱどん」さんの持分を入れる場合、
不動産売買契約書を連名にする必要があるかもしれません。
売買契約書を他人との連名にした場合(籍を入れていないので)、
住宅ローンの審査に影響がでる場合があります。

一度、不動産業者にも話をしてみたほうが良いかもしれません。

今回のケースについて、
領収書の宛名に関しては自分が出資した金額については
自分の名前での領収書を取得してください。
なるべく物件本体に「かっぱどん」さんの自己資金を充当し、
不動産の登記持分を保有するようにしてください。

少しでもお役に立てれば幸いです。