対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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建物全体の剛性
takiさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
6mの柱で高さ4分割というと、1つ1.5mの大きなピースですね。
日本は雨が多いため、石を外部で使う場合は御影石が一般的です。
御影石は、強度がとても高く、割れにくく、耐久性もあるため、ダボ納まりに適しています。
テラゾで同じような納まりで、大きなモデルを作るには、十分な強度、耐久性が必要です。
ダボ納まりでは、ALCのように欠けやすい材料も不適です。
石のダボ納まりは、経験的に培われた工法で、プレコンのような近代工法と比べると、明快ではありません。
鉄筋コンクリート造のような、剛性の高い、層間変位の小さな構造に適していると考えられます。
建物が鉄骨造や木造のような、剛性の低い構造だとすると、かなり慎重な検討が必要と思います。
特に、テラゾの荷重をどこで支えるか、支持点での変形の考え方が重要です。
下地が鉄骨の柱であること自体は、アングル下地を精度良く、確実に固定でき、問題ないと思います。
参考にしていただけたら幸です。
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この回答の相談
276φの鉄骨の柱に厚み30mmのテラゾーブロックをクリアランス15mmで貼る予定にしていますが、石を外壁に貼るのと同様に、ダボピンのみの施工で大丈夫でしょうか?
具体的には、高… [続きを読む]
takiさん (大阪府/37歳/男性)
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