対象:矯正・審美歯科
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河合 悟
歯科医師
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不正咬合の女性は、30代から歯並びが乱れてきます。
加齢と共に出っ歯がひどくなってくる事はよくあることです。
前歯は前方から唇が押さえ、内側に舌が有り前後から押さえられて安定しているのです。
この力のバランスが崩れていると、歯は動こうとします。例えば出っ歯で唇を閉じにくかったりすると前から押さえませんから、歯は前方に出ていこうとしていることになります。
このような状態でも歯を支えている歯槽骨の骨密度が高い間は、歯が動くことはありませんが、骨密度が低下してくると力のアンバランスに絶えきれなくて歯が動いていくことになります。
女性の場合、男性に比べて骨密度が低いことに加え、30代に入るとエストロゲンの分泌量が減り、それに伴い骨密度が低下してきます。全身の骨密度の低下と同様に歯槽骨の骨密度も低下してきますか、骨粗鬆症が30代から始まると言われていると同じように、不正咬合の女性の歯並びは30代に入ったころから乱れ始めます。
これを食い止めるには、正常な歯並びを手に入れて、よく咬む習慣を着け歯槽骨に適正な力を加え歯槽骨の骨密度を高めるしか有りません。骨粗鬆症の予防や治療に運動が欠かせないのと同じです。
短期間で、目立たない治療を希望されていますが、そんなうまい話はありません。きちんとした治療を行うためには、治療期間もかかりますし、当然目立つような装置も必要になります。不正咬合は病気です。治療を受ける時に「期間や治療方法が簡単だから」を優先すれば結果は推して知るべし。がんの治療の時に何を優先しますか?簡単な方法、短期間で大丈夫よりも最良の治療結果ではないでしょうか?歯の治療も同じで、最良の治療結果を得るために努力されることをお勧めします。
樋口矯正歯科クリニック 福岡
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