対象:矯正・審美歯科
回答数: 2件
回答数: 6件
回答数: 5件
山内 浩司
歯科医師
-
加齢変化の前歯の隙間
前歯の噛み合わせを見てみてください。下の前歯に上の前歯が被さるようになっていませんか。普通の歯並び噛みあわせ(前歯の反対咬合や切端咬合以外)においては、動く下顎の前歯の先端が上の前歯の内側を押すような状態で噛み込みます。但し本来はアンテリアストラップというわずかな噛み合わせの隙間が前歯の上下間にはあるんです。
ところが、年齢を重ねるにしたがって奥歯の噛みあわせが低くなったり、歯周病で歯を支える力が弱くなってしまうと、アンテリアストラップが失われ常に下の前歯が上の前歯を押し広げる力が加わってしまい、上の前歯がフレイアウト(押し広がり)してしまいます。
この現象は一概に年齢だけではありませんが、年齢にしたがって、歯周病や歯の喪失のリスクが高くなる事と、歯槽骨は加齢により退縮する傾向もございますので、加齢変化現象とも位置づけられるのでしょう。
なのでこの状態に対する矯正で大切な事は、奥歯の噛み合わせが不足しているならばそれを復元修復すること。インプラントなども一つの選択肢になります。
歯周病傾向ならば、歯周病をコントロールをしながらの矯正治療となります。
目立たない矯正に関しましては小谷田先生は日本の第一人者であられるんですよ。先生のご回答は歯医者の私にもたいへん勉強になっています。またお気軽にご相談になられてくださいませ。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A