対象:財務・資金調達
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平 仁
税理士
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金融機関向けの経理
金融機関に受けの良い経理ということですが、
まず大事なのは、金融機関と交渉するときには、
文書を用意しておくことです。
試算表さえ持たずに交渉しても、
融資の決済は本店決済のこの時代では、
支店の担当者が、本店へ稟議書を書けません。
支店の担当者が稟議書を書くための資料として試算表が必要になのです。
まずは月次決算を組めるよう、経理事務を迅速に行うようにして下さい。
その上で、経理担当者である奥様は資金繰表の作り方をマスターして下さい。
資金繰表(キャッシュフロー計算書)があれば、
どの月に資金が足りなくなるのかが明確になりますので、
資金が足りなくなる2〜3ヶ月前に融資の相談に行けますし、
どの月の売上で返済の目処がつくのかも分かるはずです。
また、社長には経営計画書を作ることをオススメします。
これは短期・中期・長期の3パターンで作るのがいいでしょう。
短期目標は頑張れば達成可能な現実的な目標。
中期目標は、3〜5年後にどうありたいのかを定めた目標で、
相当頑張らないと厳しい目標でも構いません。
長期目標は、10年後、20年後を見据えて、将来の夢を語るもの。
中小企業診断士等の指導を受けていらっしゃらない経営計画書の多くが、
非現実的な長期目標として掲げるべき夢物語を、短期目標や短中期目標に
掲げています。これで稟議書が書ける訳がないんですね。
帳簿の付け方としては、キャッシュフロー計算書の機能がついている
会計ソフトの導入をオススメします。
例えば、弥生会計では、資金繰シュミレーターがついていますので、
毎日の入力を基本にして、見積書等のデータを入力すれば、
資金繰表が作れるようになっています。
理想から言えば、そういう指導をして頂ける税理士・公認会計士や
経営コンサルタントと顧問契約を締結して頂くのがベターですが、
資金的な余裕がなく、ご自分でやりたいのであれば、
上で挙げた弥生会計等の会計ソフトでご対応頂く事になります。
(現在のポイント:-pt)
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地方で、主人と共に小さなブティックを経営している者です。これまでは経理担当の事務員を1人雇い入れていましたが、経営状況が厳しくなってきましたので、今後は私がその業務を見… [続きを読む]
All About ProFileさん
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