対象:住宅賃貸
礼金ゼロ、敷金ゼロのカラクリ
実は以前のコラムに書いておりまして、若干の加筆訂正をして再投稿しますね。
この手の物件はおおよそ3種類に分けられます。
1.単純に礼金分を月々の家賃に上乗せしている物件
2.貸主がアメリカナイズされており「キーマネーは取らないぜ」という物件
もしくは「外人賃貸」と呼ばれる超高級物件(ど真ん中で家賃100万!)
3.ファンド物件((不動産ファンド:不動産を証券化し投資家から集めた資金をもとにマンション等の収益不動産を取得し運用する金融商品。物件の賃料収入や売却益が配当原資となります。))のため、募集の予算があり、また一時金の「礼金」よりも表面利回りに反映される「賃料」を重視する物件
ざっくりでこんな感じだと思います。
「1」は初期費用が無い場合や1年未満しか住まない場合には利用するのも手です。
ただ家賃が割高なので(cf.家賃10万円の1Kが普通に13万円だったりします)、初期費用に惹かれてイージーになり過ぎないよう注意が要るかもです。
「2」は物件の絶対数としてはとても少ないので「無い」と考えてしまいましょうw
ただ賃料100万円/月クラスの物件をお探しの方はかなりの確立でこのパターンに出会えます。
もともと欧米に「礼金」という慣習がなく、そしてこのクラスの顧客に多いのが「外資系の法人契約」なので、そこに合わせているようです。
「3」は・・・ズバリ狙い目です。
そんなに物件数はありませんが、ニーズにマッチした物件がこのパターンだとラッキーですね。
ただファンド物件の性質上「利回り」命であるため、その設定利回りが高めなのか真ん中なのかの
見極めはしないといけませんが・・・。
じゃあ、どれがファンド物件なのかという話になりますが、一般のお客様にはなかなか分かりづらいと思います。
分かりやすい一定の法則も無いので、これは個別に訊いて下さい。
私達は大体把握していますよ!
以上、微妙に編集しての再投稿でしたm(__)m
回答専門家
- 大槻 圭将
- ( 東京都 / 不動産業 )
- 株式会社ノースエステート 代表取締役
運用は慎重に。同じ心の温度で長期的ビジョンをお手伝いします。
顧客の代理人として、目先の利益に走らない不動産エージェントでありたいと考えています。仮に自社利益が減る提案でも、それが顧客にとってベストならプライドを持って提案したい、それが長いお付き合いになり、私共とお客様の発展に繋がると考えています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
インターネットの賃貸情報サイトなどで、最近よく「敷金0・礼金0」といった賃貸物件を見かけます。どうして敷金も礼金もなく入居が可能なのですか?その仕組みや、また「敷金0・礼金0」物件の見極め方を教えて… [続きを読む]
All About ProFileさん
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