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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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外貨MMFの内容、メリットデメリット、購入注意点です
なかま 様 オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。質問にお答えします
1.外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは
海外の安全性の高い短期金融商品や国債を中心に投資する追加型の外国公社債投資信託です。購入後いつでもペナルティー無く引き出しが出来ます(円建てMMFとは異なり信託財産留保額は徴収されません)。
一般的には為替手数料は外貨預金に比べ安く(都市銀行の半分以下)購入時に販売手数料は掛かりません。また、外貨MMFだけの利用であれば外国証券取引口座の口座管理料も掛かりません。
・分配金は、実績配当で毎日計算され月末に再投資(1ヶ月複利)
・税金は、収益分配金は20%源泉分離課税で為替差益は非課税です。
・金融機関により外貨での受け取りが可能で、外貨建て商品(投信やETFなど)の決済にも使用できます。
2.外貨NNFのメリットとデメリット
・メリットは、元本割れのリスクが極めて低いことです。現在米国では、サブプライム問題の影響で、MMFの元本まで割れてしまうのではないかと騒がれています。それほどリスクが低いものです。また、外貨預金に比べ、利回りが高く、引き出しが簡単、為替手数料が安いなどのメリットがあります。
・デメリットは、為替変動リスクがあり、購入時よりも円高になれば、円貨では元本割れのリスクがあります。また、為替の変動幅は利回りより大きいため、短期的な投資では為替差損の発生があります。
3.証券会社ごとの有利不利
・取り扱い金融機関により、為替手数料が異なります。従いまして口座開設の際には手数料比較をしてください。
・実績配当ですので運用会社により利回りが異なります。こちらも各社比較して購入する必要があります。
補足
なお、各国の通貨と円の為替変動の強弱は通貨ごとに異なります。また、為替手数料も通貨ごとに購入額に対する比率が異なります、従いまして、外貨MMFの購入は利回りだけで選定せず、手数料、為替変動を考慮する必要が有ります。
この観点とグローバルな流通量を考慮して米ドル50〜60%、ユーロ30〜40%、その他の通貨10〜20%などに分散投資することをお勧めします。
(現在のポイント:-pt)
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