先住猫のトイレの失敗
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ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
猫の多頭飼いをした時にもっとも良く問題になるのがトイレの問題かもしれません。
トイレの数は、猫ちゃんの数プラス1つが理想とされますので、トイレの数を増やしてあげるも良いかもしれません。亡くなった猫ちゃんの場合は同じ時期にもらわれてきて、仲が良かったのでしょう。その場合は、同じトイレを使うことにストレスを感じなかったのでしょうが、後から入ってきた子猫ちゃんとは、まだ馴染んでいないので、一緒のトイレでトイレをすることに抵抗があるのかもしれませんね。
オスのシャワー行為(スプレー? マーキング?)を改善するためには、去勢するのが効果的だと言われています。子猫が成猫になってきてオスのホルモンが強くなってきたので、先住猫の方がストレスが高まってきたのかもしれません。
改善の方法としては、先住猫の方が粗相をする確率が高いようなので、先住猫ちゃんの方を使う確率の高い方のトイレを使えるようにしておいてあげて、子猫の方に似たトイレを作ってあげて使えるようにしてあげてはどうでしょうか?
猫のトイレの好みは大きさであったり、置き場所であったり、材質であったりしますので、我が家は2頭の猫を飼っていますが、トイレは1階に2個、2階に2個用意し、チップのもの、シーツのものをそれぞれに用意しています。我が家も2番目の猫(雑種三毛猫 メス 避妊済み)を迎えた時に、先住猫(雑種三毛猫 メス 避妊済み)は2階のトイレでスプレーをしました。しばらくすると、子猫の3段ケージの中のトイレでもするようになり、2年経ってやっとトイレの問題がなくなってきました。
しかし、猫のトイレの問題は、飼い主に対するメッセージのようなところがありますので、私がトイレの掃除の手を抜いたりすると、私にアピールするために粗相をしたり、もう一匹の猫とのストレスがあることを教えるために、年下の猫のトイレに入ってスプレーをしたりします。
単なる問題行動と捉えるのではなく、猫たちからのメッセージと捉えていただけると、猫たちの生活が見えてくるのではないかと思います。
評価・お礼
よしを0801 さん
2015/08/17 11:19
千田様
詳細なご説明誠にありがとうございます
シャワー行為(スプレーと言うんですね、失礼しました)の回避はやはり去勢ですか、
できれば、去勢はしたくないな、と、思っていたのですが、やはり考えてみます
また、飼い主に対するメッセージということもありえるんですね
確かに、過去トイレ以外の場所で粗相する際には、トイレの掃除(シート変更)を
忘れていたときなどが多かったように思えます
年下の猫のトイレでばかり用をたすのが、排尿行為なのか、スプレー行為なのか
良く分からず(スプレーではないのか、においがあまりきつくないのか、あまり
きついにおいがしないのです)
ただ、何かしらのメッセージの可能性もありそうですね
先住猫は元々おっとりとした平和好き(?)な子なので、色々なストレスを与えてしまって
いるかもしれません
まずは、先住猫のストレス除去・軽減に努め、最後は去勢・・・も含めて検討していきたいと思います
ありがとうございました!
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
最近飼い猫の1匹が、トイレではないところでおしっこをするようになってしまい、ご相談させてください
経緯
・粗相してしまうのは、もうすぐ2歳になるオスのスコ(耳は垂れていません)です
・1年半く… [続きを読む]
よしを0801さん (東京都/36歳/男性)
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