対象:インテリアコーディネート
橋本 健
建築家
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職場を選択するのではなく、人生、生き方をえらぶ。
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たみたみさん、こんにちは♪
お悩みを拝見しました。インテリアコーディネーターという仕事がどういうものかは、その業界にいらっしゃるので、おおよそお分かりのことと思います。
ご相談の内容は、「どちらが望ましいか?という問いに対し、それぞれのメリット、デメリットを情報として提供して欲しい。」という風にも読めますが、本当にそれで良いのでしょうか?
人生は選択の連続ですが、選択をせまられる場面ごとに良い方良い方を選ぶことが、本当の幸せにつながるという保証はありません。設計事務所であろうと、現在の会社であろうと、インテリアコーディネーターの勉強はできるし、試験だって受けられます。さらに今の会社を退職し専門学校に通いなおす。という選択肢だってあるはずです。
お悩みの種は、あれも欲しい、これも失いたくない。という気持ちや、失敗したくない、後悔したくないという不安にあるのではないですか?
インテリアコーディネーターは、お客様の部屋を見事に変身させることでフィーを得るだけでなく、この仕事を選んで良かった。。としみじみ思える充実感と共に新たなファイトやエネルギーを得られる仕事、世の中の役に立つ仕事です。
『仕事から何を得たいのか。その得たものを人生にどのように活かしたいか。』と考えることが欠けているように思います。
イタリア人は、生き方そのものをpassione(情熱)と呼んで大切にします。
「何が自分にとって都合がよいか」ではなく、したい事、やりたい事に向き合い、苦難が待ち受けていようと、ひたすらどこまでも追い続ける。理屈やセオリーを凌駕する強い気持ち『情熱』が全てだと言うのです。
日々、仕事に向き合う毎日の連続では、自分の姿を客観的に眺めることなどできません。
気分転換も兼ねて、インテリアの本家本元のイタリアやフランスなどを訪ねてみられてはいかがでしょう?
その上で選択をされるのでしたら、恵まれた職場ではなく、生き方を後押ししてくれるような職場を選んでいただきたいと思うのです。
評価・お礼
たみたみ さん
2015/03/22 15:32
お礼が遅くなり申し訳ありません。
自分の中で悩んだ結果、現在の会社で異動することに決めました。
質問してからすぐにご回答いただき大変参考になりました。
ありがとうございます。
橋本 健
2015/03/22 18:33
評価ならびにコメントを下さりありがとうございます♪
新たな選択をせまられた時、期待と同時に不安が生じます。
私は「複数の情報を得る」ことと「理論ではなく素直な直感に従う」ということを大切にしています。
橋本 健
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この回答の相談
現在、住宅会社で事務をしています。
3年目で契約社員、30代前半女性です。
インテリアコーディネーターの仕事がしたく、転職活動を始めました。
資格のみで経験ないのですが、設計事務所で内定をいただくこ… [続きを読む]
たみたみさん (宮崎県/32歳/女性)
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