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対象:住宅設計・構造

深澤 熙之 専門家

深澤 熙之
建築プロデューサー

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内部結露について

2014/11/09 14:08

内装のリフォームについて
内装材の素材をどのようなものにするかという選択肢も大事なところなのですが、住宅リフォームの結露が心配だというところがおっしゃる通り、重要なポイントです。
住宅内の結露対策の専門です。

素材を問わず、内壁のほうに重ね貼りをすうるようにリフォームをした際、素材によっては耐震的にアップするメリットもありますが、逆にデメリットとしまして、壁自体の気密性が高くなり、内部結露を起こす、原因にもなってしまう事になるという事を念頭にいられたほうが良いかと存じます。

私が運営しております、会社のほうに全国から内部結露に関する対策をどのようにしたら良いのか?という相談も中には建築士の方からも相談されるのですが、
一般在来工法を含め住宅全般においても当てはまるのですが、2×4住宅の場合、特になのですが、内壁である壁の中は湿気の流れができにくい環境ですので、湿気の流れが壁内に止まりますと結露になりやすい構造体ですので、内部結露が出ないようにする対策は言うまでもなく、一番大事なところです。

内部結露は温度差によって出るのは周知のところで、その温度差さえ、解決できれば、大丈夫だと答えている専門家と称する方も中にはいらっしゃるようですが、その部分だけで解決しようとすると大きな失態をします。

内部結露の原因は気密性によるところが大きな原因のひとつです。
耐震性や断熱性能を視点に考えて、リフォームをすれば、当然、気密性は高まり、内部結露の発生原因も大きくなるのは至極当たり前です。

逆に湿気の通気の事ばかりを考えると気密性がなくなり断熱性能がなくなるという事も至極当たり前です。

壁内の湿気対策として、内壁を珪藻土にするとか、漆喰仕様にするいった素材を中心に考えてみたり、各部屋に換気扇をつける、
また、ダクトを設けて屋根裏などに機械をつけて、お金をかけて、24時間換気なのようなシステムにしている住宅もありますが、良さそうに見えますが、そのどれもが不十分で、逆に弊害を起こしているケースもあり、また、湿気対策の部分をやりすぎると断熱損失が大きくなって断熱性能が落ちるといった事もありますので、こんな住宅になるのであれば、住宅リフォームをするのであれば、リフォームをしないほうが良かった・・・と嘆いていらっしゃる方も数多いです。

●最近、住宅リフォームをされた方の相談を例にしてお話をしまうと
昨年末に官庁である市の方から耐震診断の無料診断を受けたのがきっかけで、その市に住んでいる方なら、お子さんでも地元では誰でもご存知の一級建築士の資格者だけでも10人以上いる建築会社及び住宅リフォームを手がけている有名な会社に1000万円をかけて内装リフォームをされたお客様のお話です。

内装リフォームを終了後、家全体の壁結露や床に結露が酷くでるようになり、床に布団を引いていると布団が結露で濡れた状態になり、押入れや洋服のクローゼットにも結露が酷く出て、その工事をした会社に苦情をいったら、
各部屋及びクローゼットに換気口及び換気扇をつけられ、1F床下工事で床下ファンをつけるような手直し工事をしに来られたみたいで、それでも結露が酷いので、クレームをいったら、今度は部屋の内壁に下地をしてベニアを重ね貼りをして尚且つ、新しく工事をしたクローゼットの中の壁も重ね貼りをさせて欲しいという説明にこられ、正直、不信感がつのり、信用できないので、どうしたら良いでしょうという相談がありました。

1000万円をかけてまだ、半年強しか経っていず、いまだに結露が酷く、20年以上のローンを組んで工事をしたのにこのままローンを払っていくのか?という実に嘆かわしい内容なのです。

現場を見に行きましたら、見た目がさすがにテレビにも紹介されているような感じで感動的なリフォームのようですが・・・。結露が酷い・・・。

耐震性及び断熱性能が良く、使用している素材や見た目も良い仕上がりなのですが、家全体の気密性が高い状況、

その後、結露が酷いという事で、換気扇やら換気口などあっちこっちに付けるような小手先及び目先だけのダメ工事までされている状態で、現場調査をしましたら唖然としてしまいました。

最終的に一般的に建築士などが推奨している結露対策では壁内及び壁面に発生した結露の問題は解決できないので、既存の外壁が呼吸するような工夫および対策を考えた、外壁リフォーム工事にてこの問題を解決するご提案をして、その外壁リフォーム工事をしたら、あれだけ、出ていた結露が見事に解消したという実例なのですが・・・。

家の壁に耐震性や断熱性能を優先した住宅リフォームをすると特に結露などの問題が大きくなりますので、注意が必要です。

建築士などの専門家が湿気の流れは外壁部分で解決できるとは思っていず、専門家の中には湿気、結露を解決するには科学的な根拠で解決すべきで、暖かい湿気は圧が高いので、圧が高い湿気は圧の低い箇所へ自然と移動するので、それは外壁部分で考えず、家の中部分で対策を考えるべきで、自分は建築士という専門化であるからそれが正しい・・・ともっともらしい論理的なように説明している専門家と称する方の説明がネット上で流れているようです・・・・が、

内部結露・湿気の流れは断熱性能・気密性と相反するという事
壁内に出た結露はお日様である光が入らない場所ですので乾燥はしません。
ですので、2×4住宅住宅の場合は壁内に断熱材が入っていますので、その部分に通気はできない環境ですので、その結露は今ある外壁の外側に流れやすくするには、外壁の構造を工夫する事が一番重要な部分ですので、家の中の内装リフォームや地震対策を考える上で外壁部分をどうするのか一緒に考えていく必要性があるのでないかと存じます。

また、内装材につきましてはカビや結露が出ないといった内装ではなく、湿気を通すような素材になさったほうが良いかと存じます。

ここ数年の2×4住宅は壁内に湿気をいかないように防湿気密シートを貼って、換気扇をすれば家の外に逃がすようにすればこの問題は解決でき、家全体の気密性が高まりますので、館内同一温度になりトイレや部屋との温度差が少ない、快適な空間という事で防湿気密シートも普及してきたようですが、この防湿気密シートの機能が完全であれば良いですが、壁にはコンセントの差込口、エアコン・ガス・水道等の通菅部分、入口である建具や枠の設置でこの防湿気密シートの機能が低下し、そういった部分から湿気が入り込み壁内にて湿気があばれてしまい、部屋の中にも戻れず、また外壁部分も外壁塗装等でコーキングや防水処理がしっかりしてあれば、外壁の外へも結露が逃げずで、結露になりやすい状況でなりますので、その点の対策も今後、検討の一つとして考えていかなければなりません。

また、地震対策においても壁面を耐震性をアップさせるような方法ばかりの『剛』部分が中心のようですが、『柔』の部分である免震性を重点に置いた部分が大切でないかと思います。

企業秘密の部分もありますので、詳細は控えておりますが、宮大工系を先祖に持つ、私としましては、知識を論ずるよりは現場にて体験してきた証拠の方が大事かと思います。

補足

外壁材は既存の外壁材の上に胴縁を施工する際、胴縁は木材系の材質は避けたほうが良いです。また、透湿シートを胴縁で既存壁に挟み込むように設置する方法も避けたほうが良いかと存じます。理由は透湿シートは湿気を通しますが結露は水分ですので通しません。
このような断熱効果のない場所に設置をしますと透湿シート部分に結露がついてしまうからです。
過去に強風で外壁材が剥がれて飛んでいくという
補修修理を十数件させて頂いた経験がありますが、透湿シートについた結露で既存壁がカビだらけ木の胴縁は腐食していてぼろぼろでした。透湿シートがあるお陰で既存壁と透湿シートの間に結露が発生した水分で水の取り道になりますので、既存壁にシートべったり設置をするというのは避けたほうが良いかと存じます。また、透湿シートがありますと外から浸入してきた雨水がシート自体が水分の通り道になりますので、木の胴縁を使用している場合腐食していく心配があります。

また、既存壁と新しい壁の間を胴縁で既存壁と新しい壁の間に隙間が出ますので外から浸入した雨水が下に落ちやすくなりますので雨仕舞いはよくなりますが、湿気の流れとか通気を期待されるのでは、既存壁と新しい壁の間は隙間を空けているだけですので、通気層とは言えない環境になります。

仮に外壁材は樹脂サイディングという断熱効果のない外壁材を設置をするのであれば、それほど、通気とか湿気対策という視点ではあまり期待をなされないほうが良いかと存じます。
樹脂サイディングは氷点下になるような地域で凍害に強い、外壁材としてカナダや北米では有名なのですが、断熱効果がないだけに、せっかく、既存壁と新しい外壁との隙間は夏は熱気、冬は相変わらず、外気と同じ温度で変化しますので、冬季で寒い日は中に結露が生じやすい環境になります。

既存壁と新しい外壁の間を通気層にするには更に一工夫が必要です。湿気の流れを止めない断熱材・湿気及び水蒸気を通す仕様の断熱材等を通気層の部分に湿気の流れを止めないように工夫して既存壁に設置をし尚且つ、外壁材は樹脂サイディングよりは断熱効果のある外気温に左右されない外壁材を選択されるほうが、より良い効果が期待できるかと存じます。24時間換気システムも注意が必要、家の中の湿気が外には逃げず、湿気が家中にまわりカビが繁殖し、梅雨には湿気が90%を超えるという住宅もあります。

湿気対策
内部結露
地震対策
外壁リフォーム

回答専門家

深澤 熙之
深澤 熙之
( 埼玉県 / 建築プロデューサー )
昭和アルミ株式会社
0120-870-457
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SOIV工法の外断熱通気リフォームで今の家が新築のように甦る

当社は外断熱リフォーム専門メーカーです。リフォームはアルミ超合金を用いた独自開発の資材と、独自の外断熱通気性工法「SOIV工法」で、高い断熱効果と通気性を実現しています。家は生活の基本です。安心・確実な家造りのため、私たちが直接施工も行います。

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この回答の相談

内部結露対策について(2×4リフォーム)

住宅・不動産 住宅設計・構造 2014/10/22 10:00

はじめまして。はじめて利用します。
現在2×4住宅のリフォームを進めてます。
間取りを含め大きく変更する形で進めてます。(構造計算、建築家によって作成)
ただ、2×4の間取り… [続きを読む]

richard.cさん (兵庫県/39歳/男性)

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