対象:マッサージ・手技療法
曽我 武史
あん摩マッサージ指圧師
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現状把握と回復を期待してできること
はじめまして。
TKC BODY DESIGN代表の曽我武史と申します。
突き指の後遺症でお悩みの方は意外と多くいらっしゃいます。ご相談内容から察するところ、手指を支えている靭帯の損傷があったと思われますが、数年前に起きたことを考えますと、靭帯の損傷自体は治っていると思いますが、その時に腫れたのがすっきり治っていないか、機能的に回復しきれていないように思われます。簡単に言えばしっかり完治することなく、パソコン等小指を使い続ける作業が続いたことで症状が慢性化してしまったのだと思われます。足首の捻挫などでも同様の症状に悩んでいる方は多くいらっしゃいます。ケガした患部を元に戻す為にはタイミングよく動かすなど適切な刺激(運動など)が必要です。おそらくこの動かすタイミングが早すぎたか、負荷が大き過ぎた(動かし過ぎた)のかもしれません。このような慢性化してしまった患部の腫れを軽減する為には、血液循環をよくすることが必要です。
パソコンなどで小指を酷使した後には、ご自宅にある氷(製氷機から)を一つ取り出し、全部溶けるまで小指の周りをアイスマッサージするとよいです。また、動かす前には温めた方が効果的です。温め方として、私がお勧めする方法は5~10分ほどぬるま湯(40℃)の中に指をつけるというものです。
つけている間はもう一方の手で患部を軽く揉んで(圧迫)あげて下さい。
指の曲げ伸ばしを温めながらするのも効果的かと思います。また、指の側面には血管が通っておりますので、ご自分で指の側面をさする、揉むなども良いと思います。
ここまで上げた方法はあくまでもご自分でできる、という点でのアドバイスです。
数年経っているということからみても組織の癒着などの問題がある可能性もあります。安静にするだけでなく、外部からの刺激で組織の再修復を促す必要があるかと思いますので一度専門の医療機関の受診をされることで、より早く組織の修復ができるかと思います。手、指が専門の整形外科医が理想的です。
当院でもバレーボール選手やバスケットボール選手など慢性的な突き指の症状に苦しんいる患者さんがたくさんいらっしゃいます。スポーツに携わられている先生がお近くにいらっしゃる場合にはそういった所へいかれるのも宜しいかと思います。
TKC BODY DESIGN
東京都目黒区祐天寺1-27-2
コートガーディニア201
http://www.tkc-bodydesign.com
(現在のポイント:-pt)
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