不動産投資のスタンスの違いもあります

業者の立場にたてば、収益チャンスを「開発」と「自己資金による投資」の２通りの戦略があると言えます。

この２つの戦略は、資金力とスキルによって異なり、状況に応じて戦略を使い分けることになります。

開発を行うのは、売れる物件を企画、開発できる能力が必要であり、開発終了後には物件を販売する能力が必要となります。
開発をする場合の多くは、全額自己資金で行うよりは、借金をするケースが多いのです。そして、開発物件の売却代金で借金を返済することになります。
こういうサイクルで、また次の開発に移れるのです。

開発というのは成功が約束されている訳ではないので、リスクが高い分、高いリターンを得られることになります。この高いリターンを何回も得たいというのが開発能力のある会社のモチベーションなのでしょう。

自己資金を十分にもっているのであれば、開発から行うことも可能でしょう。例えば東京駅丸の内側は、○菱○所の所有地で、三○地○が開発しています。

ただ、通常は資金を持っている人が全員が開発が得意な訳ではありません。ただ、資金があるため優良な投資案件を探すことになるでしょう。そのような場合には、不動産投資は、安定的な賃料収入を確保する投資先として検討されることになります。

このような投資であれば、収益性の予想がたてやすいため、資産家には好まれています。もちろん、開発に較べれば収益的には非常に小さいのですが、開発失敗という大きなリスクは避けられるからです。

ということで、業者の方の基本戦略はおわかりいただけましたでしょうか。