対象:マナー
松岡 利恵子
研修講師
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発声だけではなく様々な原因も考えてみましょう
小夏様、こんにちは。少し前のご質問ですが、研修で同じようなご相談をよく受けます。
お悩みの方が多いと思いますのでお答えいたします。
電話は対面より声が暗く感じることが多いですよね。
更に地声が低い人は、明るい声コンプレックスになっている場合があります。
周りに低いと言われ、声を出すことをためらってしまう。→最小限しか話さなくなり、あまり声を出さない。→声を出さないから、急に元気な声が出ない。
という悪循環に陥ることも。
電話の発声だけ気をつけるより、習慣を変えることが1番です。
「おはようございます!」など職場での挨拶も明るくするのです。
朝礼があれば活用なさると良いでしょう。明るく元気な挨拶の徹底を行うことで、しっかり口を開ける習慣を作ると向上します。
そして声ばかりに着目せず、他の原因も探してみましょう。
ボソボソ対応の人は、電話を取る際にメモに気を取られ、下を向いて対応していることが多いです。また肩肘ついているなど姿勢が悪くても声に反映します。
顔を上げて姿勢正しく話すと、声も明るくなります。発声を変えるだけより即効性があるのでオススメです。
もう一点、低い=ダメではなく、良い面に着目しましょう。
低い人はテキパキ対応すると「落ち着いている」要素につながります。
ボソボソと何を言っているのかわからないというお叱りは、声だけでなく言葉遣いなど、他の原因もあるかもしれません。曖昧な言葉や、えー、あのー、〜ですけれども…などは極力防ぎ、クッション言葉などをふんだんに添えるようにするとプラスになります。
マイナスばかりに注目するとモチベーションを下げることにつながりますので、プラス面を伸ばし印象を変えるよう様々な切り口でサポートなさるとよいでしょう。
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この回答の相談
電話の話し方についてアドバイス方法を教えてください。
電話をよくとる男性社員の声が低く、ぼそぼそと何を言っているか
聞き取りにくいと取引先の方からお叱りを受けました。
本人には高… [続きを読む]
真夏の小夏さん (島根県/44歳/女性)
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