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クルツ ウーリッヒ
株式会社国際教育コンサルタンツ クルツアカデミー 代表取締役
神奈川県
英語講師

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山中 昇
山中 昇
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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★☆英の名門大より-パピルス解読してみませんか?☆★

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【英の名門大より-パピルス解読してみませんか?】

イギリスの名門オックスフォード大学が、おもしろいプロジェクトを立ち上げました。

古代エジプト時代から栄えた町「オクシリンカス(カイロとルクソールの間に位置)」で、

19世紀末の同大学の学者が発掘した古文書約100万枚をサイト上(http://ancientlives.org)に公開して、

全世界の人たちに解読の手助けを求める、というものです。古文書は、当時の支配層の公用語だった

ギリシア語で書かれた2世紀のものが中心となり、ここからは、キリスト教がどう広がったか、

また、当時の人々がどのような生活を送っていたかをうかがい知ることができます。

プロジェクトの責任者であるダーク・オビンク教授によりますと、過去100年間に約15人もの学者が

この古文書に取り組んだが、解読できたのはなんと1%にも満たない5000枚だけだったそうです。

そこでインターネット上で広く助けを求め、研究を加速させようというわけです。

参加方法はいたってシンプルで、上記サイトを開くと、パピルスの写真と一緒に、

模範的なギリシャ文字が出てくるようになっています。手書きのパピルスの文字は、

癖のある字から初心者でも取り組めるきれいな字まで様々です。

そこで自分に合ったページを選び、パピルスの文字にギリシャ文字を当てはめていき、

作業が終わったら、送信ボタンを押すと教授の手元に届きます。気になる精度については、

ボランティアが20人程度、一つのページを担当すると、98%の精度が出ます。

教授は、「この作業を通じ、特に若い人たちに考古学や古代ギリシャ文化に

関心を持ってもらえればさらにうれしい」と話しています。

同時に、英語のHPを日本語に翻訳するボランティアも募集しているようなので、

興味のある方はdirk.obbink@chch.ox.ac.ukに連絡してみてはいかがでしょうか。

考古学が好きな方にとってはもちろん、英語が好きな方にとってももちろん、

すばらしいチャレンジになるのではないでしょうか。

留学や語学学習を通して英語が使えるようになると、

今回のように今以上に様々な可能性が広がるので、

少しでも興味があればそれに乗ってみても決して損はないと思います。  

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