- 山中 昇
- 英検1級道場
- 千葉県
- 英語講師
対象:英語
<指示事項3>-Structure-文章構成、スタイル
Three or more paragraphs, including an introduction and conclusion
イントロ→First→Second→Third→In conclusion(=Finally, Lastly)の形で書くのが鉄則です。この形で書かれた作文は圧倒的に読みやすいですし、英検が出している模範例文も基本的にそうなっています。
TOPICから:
2007-3
TOPIC Do the world’s wilderness areas need to be better protected?
POINTS Biodiversity, Ecotourism, Rights of indigenous peoples, Population growth
Economic development, International cooperation
2007-2
TOPIC Should more be done to eliminate world hunger?
POINTS Climate change, Genetically modified food, Fair trade, International aid,
Transfer of technology, War
2007-1
TOPIC Has modern society become too dependent on technology?
POINTS Interpersonal communication, Traditional skills and crafts, Leisure activities,
Health and medicine, Workplace efficiency, Environmental issues
上記は、いずれも、受験生の考え方を聞く質問です。ですから、あなたの作文は下記のように書くべきです。
私は、本件(TOPIC)について、下記3つの理由で賛成です(そう思います)。
賛成理由1(TOPICから1個)、賛成理由2(TOPICから1個)、賛成理由3(TOPICから1個)、In conclusionの構成で書いていきます、
もしくは
私は、本件(TOPIC)について、下記3つの理由で反対です(そうは思いません)
反対理由1(TOPICから1個)、反対理由2(TOPICから1個)、反対理由3(TOPICから1個)、In conclusionの構成で書いていきます、
この他に、賛成とか反対では書きにくいときは、下記の方法もあります
私は、本件(TOPIC)について、下記3つのような意見をもっています(賛否は答えない)
意見 1(TOPICから1個)、意見2(TOPICから1個)、意見3(TOPICから1個)、In conclusionの構成で書いていきます
ここで気をつけることがあります。賛成理由、反対理由、意見の1個についてPOINTを1個対応させるということです。
また、イントロで言っていることと、次の論旨に出てくることが論理的につながっている必要があります。つまり、イントロで、「次の3つの理由で反対です」と言っているのに、次に来る論旨1や論旨2がその理由として適当ではないというケースが多々見られます。
文字数の配分は、イントロ:30、論旨1:50、論旨2:50、論旨3:50、結論:20~30くらいが目安です。論旨=賛成理由、反対理由、意見
いずれにしても、自分で考えて書き、添削を受けてブラッシュアップするという地道な作業を積み重ねていくしか方法がありません。
英検が出している模範例文は立派過ぎて、30分の制限字時間内であんなもの書けるものではありません。生徒の作品の中で、相対的によくできたものを紹介しますので参考にしてください。細部にこだわれば、修正すべき箇所はまだありますが、このレベルで書けば充分だと私は判断しています。採点者の主観にもよりますが、20-24点(28点満点)はもらえると思います。
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