- 鈴木 将樹
- 英語総合即戦学校
- 英語講師
対象:英語
前回、いわゆる「丸暗記は無理だ」という話をしました。
何か長い文章を暗記しなければいけない場合だと、無意識にいろいろと結びつけながら覚えるものです。何かに結びつけるというのは、記憶の定着につながっていくので(例えば単語でも、意味だけでなく、同義語や例文などを一緒に覚える)、暗記というのも一定の効果があると僕は考えています。
僕は、個人的にいわゆる英会話スクールに通ったこともありますし、そこで教えたこともありますが、通っても正直話せるようにはなりません。ひとつの問題として、「一話完結」スタイルであるということが言えます。
テキストを見ても「道の聞き方」「ホテルでのトラブルの解決の仕方」など、場面ごとの英会話を勉強したりします。一回一回は非常に意味のあることをやっていると思いますが、以前にやったことを反復することがありません。「道の聞き方」を今回やったとして、次には全然違うことをやり、「道の聞き方」の授業の際に間違えた言い回しなどは確認することがありません。確認しなければ、人は忘れていくわけですね。
僕の学校では、その人が過去の授業の際に言えなかった言い回しや単語をチェックしておいて、毎回授業の最初にチェックしています。これは、プライベートクラスだからできることですが、どんどんと積み上げていき、一度言えなかったことを次は必ず言えるようにするわけです。ここで、少し暗記の要素を取り入れているわけです。
そのために、その人だけの作文問題集を作っています。家でも常に日本語→英語の変換練習をしてもらうわけです。話す時間が少ない場合には、英作文の練習をすれば会話練習の補足になります。
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