- うえむらかをる
- 歌手 リズム・ボイストレーナー 音楽講師
- 東京都
- 音楽家
対象:ボーカルレッスン
- うえむらかをる
- (音楽家)
- 本山nackeyナオト
- (音楽講師 音楽プロデューサー トレーナー)
NHK文化センターは今月から新学期。
青山教室、「ボイストレーニング&リズムレッスン~気軽にポップス、R&B」
の課題曲は「Close to you」。
カーペンターズが有名だけど、ダイアナ・ロスやディオンヌ、ロン・アイズレーも歌う、バート・バカラックの名曲です。
バカラックの曲は、ワンフレーズの中で音が5度以上飛んだり、4分の3や4分の2が入って来たり、複雑。
その複雑さが美しいメロディを作るんだけど。
たとえば「Close to you」の場合、最初の4小節で1オクターブ+3度の音域を使っています。
大抵の日本の歌手がこの曲を歌うと、4度5度上に上がるフレーズ「everytime」の「time」「you are near」 の「near」の時に、しゃくり上げてしまう。
これ、かっこ悪いんです。
(>_<)気持ちと身体が間に合わない証拠。
音程に自信がないとか、リズムが悪い、勇気がないとこういう歌い方になるんです。
飛ぶ前の16分音符のタイミングで、ちゃんと身体を、上がる音に準備してあげることが必要です。
たまには「しゃくる」表現をしてもかまわないと思うけどちゃんとダイレクトにこの音を出せて、時々遊びでしゃくるってのはいいと思います。
でも、毎回ってのは、ヘタをアピールしてるようなもの。
歌は、次の音、次の音って準備して行かないと、リズムも音程もうまくいかないです。
発声とリズムは表裏一体。ボイトレだけやってれば歌えると言うのは間違い。バラードだって、16分音符感覚は必要です。
バカラックの歌はこの辺りを意識しないと歌えない曲が多いです。
ちなみに、先日のライブでは、バカラックを2曲歌いました。この意識を使って歌ってあげると、め~っちゃ楽しいです!!
ぐいぐい来ますよ!
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