- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
自社にあった指標を「比較」していくこと
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アクセス解析・LPOの有効な活用方法
アクセス解析を見る際の注意点
2007-12-04 00:00
自社にあった指標を「比較」していくこと
では、どうすればよいのかというと、アクセス解析を行う上で2つの点に注意してほしい。
・定期的に解析データを取得して、比較する
前回も述べたように、アクセス解析はあくまで「自社」と比較していくべきである。そして、比較すべきなのは前月や前年といった「過去」と比較していくと良い。そうすれば、「去年よりも良くなった」「前月よりも運営に成功した」という判断を下すことができる。
・自社の Web サイトの目的にあった形で指標を定める
数値の増減で測れない理由は、Webサイトの目的により判断が変わるという話をした。つまり、自社の Web サイトの目的を考えて、その上で「何を測定するか」「どうなったら成功か」という点をきちんと決めておくことが必要である。そうすれば、結果を見て、正しい判断を下していくことができる。
なかなか、自社 Web サイトの目的にあった指標を見つけるのは時間がかかるかもしれない。その際には、最初に1つか2つの指標を決めて定期的に観測していき、徐々に見るポイントを増やしていくとよい。
そして、最後に1つ。最初からすべてを行おうとしないでほしい。「SEO を上げたい」「動線を改善したい」「コンバージョンを上げたい」と、さまざまに複数の要望を聞くことが多い。しかし、Web サイトには流れがあり、最初からすべてを完ぺきに行うことはできないし、さらに、自社 Web サイトの成長に伴い指標も変わってくる可能性があるためである。
最初は小さく、ただ、継続していくことがアクセス解析は重要である。是非、実行の際には覚えておいてほしい。
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