- 谷口 浩一
- 株式会社チームデルタ 代表取締役
- 千葉県
- Webプロデューサー
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
情報の伝達において、口頭で伝えることほど便利
な方法はありません。
セミナーや講演でお伝えすることを、紙面に置き
換えるのは大変なことです。
仮に置き換えたとしても、伝わり方が全然違います。
魅力的な内容を魅力的な話術を駆使する講師を通し
て伝えれば、人は5時間だって聴き続けます。でも
1時間、読ませ続けるWebページを制作することは
とてつもなく大変な作業になります。
企業の多くは、
【売れるサイト】
【売れるコンテンツ】
を企画し、構築しようとします。
また、サイトの構築はさておき、
【売れるコンテンツ】
【売れるページ】
を、どう作ればいいのか、多くのWeb担当者が悩み
苦労されるところのようです。事実、こうした質問
は、クライアントをはじめ、セミナーの受講者など
多くの方々から寄せられます。
【売れるコンテンツ】
難しいですね。
ご相談いただく方々のサイト、コンテンツを見て
いつも最初に思うのは、
・情報量があまりに少ない
・買っていただくためのプロセスが構成
されていない
ということです。
イメージしてみてください。
例えば、ある商品を購入いただくことを目的とした
セミナー(営利性が前面に出るようなセミナーであ
れば、そもそも絶対売れませんけどね!)を開催す
るとします。
時間は2時間。
その間、講師は話し続けます。いったいどれだけの
言葉が、どれだけの情報が受講者に伝えられるでし
ょうか。
これをA4の紙に書き残すとういったい何ページにな
るでしょうか。
おわかりですか?
人に何かを伝え、共感を得たり、納得させたりするに
は、本来、とんでもない量の言葉、情報が必要なんで
す。
さて、それでは、この商品を販売するWebページがあ
ったとしましょう。
インターネットの商用利用が開始されて今年で20年。
膨大なサイト、膨大なWebページを閲覧してきたみな
さんなら想像つくはずです。
商品やサービスを紹介し、買ってもらうことを目的に
制作されたWebページをイメージしてみてください。
そこにはどんな情報が掲載されているでしょうか?
そして、比べてみてください。セミナーの講師が2時間
にわたって話す内容と同じ目的で作られたWebページの
内容を。
お気づきですか?
多くのWebサイトは圧倒的に情報が不足しているんです。
商品、サービスについて説明し、納得し、買っていただ
くプロセスは、サイトを構築したり、コンテンツを企画
する多くの人たちが考えるよりもはるかにたくさんの情
報が必要なんです。
また、量だけではなく、閲覧者の気持ちを誘導する展開
が必要になってきます。
人の感じ方、心の在り様を想定して、情報を構成し、展
開しなきゃいけません。
そしてもう1つ。優秀なセミナー講師が絶対に持ち合わせ
る技術。
何だと思います?
『情熱』です。
受講者のみなさんに、言葉の1つ1つを深く感じていただき
心に刻んでいただくためになくてはならないのが、『情熱』
なんです。
コンテンツにも、『情熱』が絶対に必要です。
もちろん、人の口から発せられる情熱のこもった言葉ほどに
力を持ったコンテンツを創り出すのは容易なことではありま
せん。
それでも、コンテンツの企画者、書き手にはその商品、サービ
スに対する自信や誇りとともに、『情熱』がなければ、そのコ
ンテンツが人の心を惹きつけることはありません。
そして、口頭で伝えることがいかに優れた方法であっても、伝
えられる相手の数には限界があり、僕らはこの限界を毎日越え
ることを求められます。
つい先日も、少しでも【売れるコンテンツ】に近づくた
めに、チームデルタのコンテンツ制作の中で積み重ねて
きたある方法をお奨めしています。
”魅力的な話術を駆使する情熱的な講師”
とまではいきませんが、これに従って書くと書き手のペン
には(キータッチですかね)情熱が宿ります。
また、閲覧者に読ませ続けるだけの力を持ったコンテンツ
になります。
特に高額な商品、手にすることができないサービスには、
こうした書き方が向いていると思います。
■問題に気付かせてあげる。 問題があることを教えてあげる。
お客様は「問題」に気づいていない場合 があります。
まずはじめに「問題」に焦点を当てる、 ということですね。
■不安を言い当ててあげてください
問題、課題に気づいているお客様には その問題、課題を
あなたが言い当てて あげてください。
そのお客様はきっと、あなたが自分を 理解してくれる、
自分のために親身に なってくれる、と感じていただける
はずです。
■解決できることを教えてあげてください
その「問題」は、解決できるんだと しっかり伝えてく
ださい。
■なぜ、あなたににそれができるのか 知らせてあげてください
あなたが、なぜ「問題」を解決できるのか きちんと伝えてく
ださい。 どんな解決方法持っているのか、なぜ それが有効
なのか、理路整然と伝えます。
■そしてそれを裏付けてください
それが真実であると証明してください。 あなたの方法に
よってたくさんの同種の 問題が解決していることを裏付
ける情報を 用意してください。
■買わない理由、断る理由を潰してください
あなたから買う理由を明確にしてください。
そして、あなたのオファーを断る理由が 見つからな
いくらい魅力的であることを伝えてください。
あなたに依頼することが、どのくらいメリ ットがある
のか、きちんと伝えてください。
自社製品に自信と誇りを持っていれば、これだけ書くだけ
でも、説得力のある、力強いコンテンツになると思います。
さて、ここまでの文章に、何らかの『情熱』を感じていただ
けたでしょうか?
本日は、夕方から横浜で講演させていただきます。
60名以上の方々がお集まりの中で、多くの経営者が忘
れかけてしまっている、本当のマーケティングについ
てお話します。
もちろん、全力でお伝えします。夕方から始まる講演に向け
て、情熱を込めて書いてみました。
何か1つでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
今回も長い文章を最後までお読みいただきありがとう
ございました。
さぁ、本日もハッピーワーキングでまいりましょう。
今日がみなさんにとって実り多き一日でありますように。
チームデルタ
谷口浩一
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