- 鈴木 将樹
- 英語総合即戦学校
- 英語講師
対象:英語
帰国した僕は、ひとまず就職活動をすることになるのだが、問題は日本の大学生は在学中に就職活動をして内定をもらうところを、僕はすでに卒業していたというところだった。新卒なのに、新卒ではない、という状況。
もうひとつの悩みは英語で、英語を十分に使う職場でないとせっかくの英語力が落ちてしまうのは目に見えている。実際、バイトをしながら就職活動をしたのだが、日本での生活は英語を話す機会というのがまったくなくなってしまい、少し焦りもあった。
英語を使う業務と言っても、毎日のように話す職場でないと意味がないうえに、新卒ほどの選択肢もない。
考えた末に僕は英語講師という道を選んだ。英語を確実に毎日使う職場。そして、僕は更なる英語力の向上を目指していたので、うってつけの仕事だった。最初は、正直なところ、英語を教えるのが絶対的な僕の天職と思ったわけではなかったが。
とにもかくにも、僕は全国に教室を持つ、いわゆる大手英会話スクールに就職し、英語講師となった。
働くうちに僕は思わぬ自分の適性に気付き始めた。昔から国語が得意だったので、どうやら自分は説明がうまいらしい。大学のときに勉強していた心理学も生徒のモチベーションを上げたり、生徒の気持ちを考えるときに大いに役に立った。
そして、確実に誰かの役に立てる仕事をしているという充実感もあった。
次第に僕は、理想のレッスン、どうやれば生徒の英語力を伸ばすことができるのか、ということに興味を持つようになる。英会話スクールはネイティブと会話をさせるという授業を提供しているところばかりだが、それでは英語は伸びないということはすでに気付いていた。
それでは伸びる授業とは何か。
それは僕が歩んできた道に答えがあった。
続きは次回に。
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