- 袴田 剛史
- 株式会社スクロール360 ECコンサルタント
- 静岡県
- Webプロデューサー
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
「このサイトのねらいは何ですか?」
「なぜこのようなレイアウトにしたのですか?」
「訪れた人のことを考えると、この表現は良くないと思います」
「これでは、広告の効果が減ってしまいます」
など・・・
こういう仕事をしていると、しばしばこんな発言をする場面があります。
こちらとしては、『売上を伸ばすために』と思ってのことなのですが、
受ける側にっとては、
指摘や批判に感じることもあるのかもしれません。
『売上を3倍にせよ!』
この命題を受けた頃、うちの会社にドカドカとコンサルタントが入り込んできました。
役員会議室。
お偉方が並ぶ前で―
「今のムトウのサイトのここが良くない」
「こんなことをやっているから、他社に先を越される」
そんな発言をコンサルタントたちは言い並べました。
経営陣の厳しい視線が、すべてこっちに注がれているように感じました。
その目は―
「いったい今まで何をやってきたんだ!」
「お前の無能ぶりにはあきれる!」
と、そう言っているように感じ、立場のない思いをしたことを今でも忘れません。
そもそも、コンサルタントという輩は、偉そうなことだけを言うだけで、
自ら汗水たらして働こうとはしないというイメージがあるので
好きではなかったのですが、このことで、
さらに嫌いになりました。
ただ、後々冷静に客観的に考えてみると、
それがコンサルタントとして仕事を得るためのひとつの“やり方”。
今を否定しないと、自分たちの仕事を得られませんからね。
でも、あそこまで言わなくても・・・
そんな自分が、よもやこの数年後に、コンサルタントという肩書きを背負うとは、
思ってもみませんでした。
しばらくは、そのことを否定して、名刺に“コンサルタント”と記されることを拒みました。
けれども、初めてお会いする方に仕事の内容をご案内するのには、
そう記すことが最もわかりやすいと気づかされたことで、仕方なく載せるようになりました。
その後、コンサルタントに対して持つイメージは変わったのかというと、
やはり今でも好きではありません。
ただ、その肩書きについては、あまり拒絶しなくなりました。
話を最初の事例に戻しますと、
クライアントの現在のサイトをチェックする時には、
本当にこのサイトを良くするためには、という
その時にできる限りの当事者意識を持って評価させていただきます。
「こんなことを指摘したら、今の担当者の立場がなくなる」と思われる内容については、
躊躇もしますが、けれども、その時に少しばかり嫌な思いをさせられたと感じられることががあっとしても、
結果的に売上を伸ばすことができれば、一緒に喜びに代えられるはずですから。
“コンサルタント”という言葉に対して持つイメージは、人それぞれでしょう。
そんな肩書きに左右されることなく、自分自身の姿勢は貫こうと思っています。
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