- 小宮 伸広
- brainchild-CareerConsultancy 代表
- 東京都
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
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個別相談レポートとは?
専門家といきなり会うのはちょっと気が引けちゃって・・・そんなあなたの為に、
「個別相談はどのような雰囲気で行われるか?」
イメージをしていただきやすくする為に、私が行っている個別面談の様子をお伝えするものです。
面談者の了解を得た上で公開させていただいております。
基本情報
面談日:2011年10月26日(水)
時間:19:00~21:30
対象者:某都内私立大学大学院1年生
性別:女性
前回面談をしたFさんからのご紹介で面談をさせていただく事になりました。
アイスブレイク
都内、某会議室での面談となりました。
当日はFさんも同席での面談です。
最初はFさんとの面談の様子なども交えながら、
3人でざっくばらんに面談スタート。
第一印象はやはりFさん同様、「しっかりした子だな」という感じですね。
挨拶、受け答え等々・・・ほんとにしっかりしています。
エピソード1:進路の迷い?
今回は開始当初からちょっと迷いました。
・・・と言うのも、現時点での第一志望が「公務員」だったからです( ゚Д゚)
私は経歴をご覧いただくとおわかりいただけるように、
元々、LECという資格予備校におりまして、
その中でも公務員試験の担当期間が長かったという事もあり、精通している分野です。
特にFさんと同じ心理系を学んでいるという事もあり、心理系公務員。
どのような展開で面談を進めていくべきか・・・ちょっと迷います。
この僕の迷いを解消していく方法は唯一・・・彼女の「気持ち」を紐解いていく事だけです。
私は公務員受験生をほんとに多く見てきました。
その中には合格した子も合格出来なかった子もいます。
1年で受験を辞めた子もいれば、2年目のチャレンジをした子も様々です。
一つ言える事は、公務員試験は想像以上に過酷だという事です。
特に専門職ともなれば、採用枠自体が非常に少ない為、
通常の行政職よりもさらに厳しい試験なのです。
公務員希望の子に会った場合には2つの選択肢があります。
1つはチャレンジを促す。
1つはチャレンジを諦めさせる。
いずれかです。
はっきり言います、僕は公務員と就活を両方やるという選択肢は勧めません。
「キャリアコンサルタント」というものの説明も軽くしておきますと、
『あなたはこうしなさい!』
『こうすると良いですよ』
『あなたに向いた仕事はこれです!』
本来、このような事を言う立場の人間ではないのです。
あくまでも自分の気付きを促し、行動に移す力を与える・・・これが僕らの仕事です。
残念ながら、そういった本来のあるべき姿ではなく
仕事の斡旋などを専門で行うキャリアコンサルタントというのが
一般的になってしまっているので一般の方には理解していただきづらいのですが、
もともとキャリアコンサルタントの仕事というのはそういう「気付き」を与える専門家なのです。
さて、話を戻しますと、
公務員希望・・・しかし就職活動もした方がいいのか?
やるなら、どのようなバランスで取り組めばいいのか?
これが本日、聞きたい内容との事。
時期によって同じ相談内容であれば、
とりあえずは両方手を付けて、どこかのタイミングでいずれかに絞る事を勧めます。
しかしお会いしたのは10月も終わり。
さて、どういうお話をしてきましょうか・・・。
実録!個別相談レポート:Gさんの場合(2)へつづく
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