持病があっても入れる医療保険の注意点

こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。

お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。

持病があっても入れる医療保険とは、健康について告知する内容が簡素かされていて、持病がある人や既往症がある人でも入りやすくした医療保険のことです。

「限定告知型医療保険」などと呼ばれています。

　たとえば、過去2年以内に、病気やケガで入院した、または手術を受けたことがないかどうか、また、3か月以内に入院または手術の予定がないかどうかなど、いくつかの項目に当てはまらなければ加入することができます。

ただし、健康な人に比べ病気等のリスクが高いのですから、保険料は割高です。

　通常の医療保険の2倍程度の保険料になることもあります。

　たとえば、高血圧などの持病があっても、薬などでキチンと管理できていて、入院歴もないといったような場合は、一般の医療保険に加入できることもあるので、まずは、普通の医療保険に加入できるか確認しましょう。

　また、保険契約というのは、約束の期日までに継続的に保険料を払い込む必要がありますが、保険料の払い込みが遅れて、払込猶予期間が経過し、契約が失効してしまうと、せっかく続けてきた契約は効力がなくなってしまいます。

　加入する場合でも、月々の保険料支払いが将来も本当に負担にならないか、預貯金で備えたほうがいいか、十分検討しましょうね。

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