- 角倉 剛
- 角倉剛建築設計事務所 建築家
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対象:住宅設計・構造
戸越公園の家の鉄骨検査へ。
柱の大きさは、100×100のH型鋼。
小さな住宅では、木造と同じような小さなサイズの柱を、僕はよく使います。
柱一本一本は華奢ですが、全体としては、しっかりと剛性を持たせます。
その一番根本の取付部分(ベースプレートといいます。) には、
厚み19ミリの分厚い鉄板。
鉄の種類にはいろいろとあり、
柱はSS400、ベースプレートはSN490C。
強度が違います。
19ミリのベースプレートは、計測すると19.31ミリ。
もしSS400だと、19ミリを少し切る数値となるとのこと。
SS400は、JIS規格で、ある程度の誤差が許容されるとのこと。
メーカーは、許容値の範囲で、鉄骨を薄くするので、
規格値を少し切ることが多く、
SN490Cは、それが認められないため、少し大きめの数値となるとのこと。
初めて知りました。
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