英語の勉強の準備をする

こんにちは、コペル英会話のイムランです！

前回は話したいこと、伝えたいことをリストアップしてもらいました。

ちゃんとリストアップしましたか？リストアップせずに、この講座を読んでいるだけではないですよね？本当に読んでいるだけではまったく意味がありません。

ちょっと脱線しますが、「見える化」ってご存知ですか？色々な利用法があるのですが、その一つは今まで頭の中にしかなかったことを紙に書き出してみることです。そうすると、今まで気がつかなかったに色々と気がつくんです。そして、その気がついたことからまた色々と派生して、気づきが生まれます。

頭の中にあることって頭の中にあるから分かったつもりでいるんですけど、本当は漠然としかしていません。だから、書き出すことが大事なんです。例えば、バラの花の漢字を考えた際に、おぼろげなイメージしか頭にはありません。ではそれを紙に書いてみるとします。そうすると、実は「書けない」ということがよくわかります。頭の中だけにある時は「書けない」ということにも気がついていないんです。「書けない」ことに気がつくと、次のステップに進めます。「書けるようなる」ことが目的であれば、書けるようになる練習をすればいいわけです。

まだリストアップしていない方は、読み続ける前に是非、前のメールに戻ってリストアップしてください。じゃないと、本当にもったいないですよ。

では次のステップにいきましょう。

具体的に話したいこと、言ってみたい表現やフレーズを既に書き出している方は、それを今度は英語にしてみてください。

このステップはとても重要です。さっき、「見える化」の話をしました。まずは話したいこと、使いたい表現を日本語で書いて、それを英語にしてみると、自分の英語力が具体的に分かります。言えること、言えないこと、分かる単語、分からない単語がよくわかります。

英語力をはかる際、普段は「初心者」とか「初級」というくくりで考えます。今回やっていただいたのは、「話したいこと」に対して、現在どれだけそれができるか、という具体的な「英語力」をはかってもらって、「見える化」してもらいました。

「意外と分かる」、「意外と分からない」、「ぜんぜんダメ」と色々と感想があると思います。

ちょっとがんばって英語を書いてみてください。終わったら、１文の中でいくつぐらいの単語が分かって、どれくらいが分からなかったかを数字で書き出してください。例えば、文書を五つ書いたとしましょう。各文章が五つの単語でできているとします。そのうち、２つしかわからなかったら、2/5です。一つも分からなければ、0/5。

0/5でも2/5でも、別に悲観することはありません。今の英語力は問題ではなく、大事なので、今から勉強して4/5か5/5まで行くことです。その気があるかどうか。それが重要です。もし「話せるようになりたい！」という気持ちよりも、「なんでこんなにできないんだろう」という気持ちのほうが強い方は、「話せるようになりたい！」という気持ちをもって強く、もっと大きくすることがあります。

話すと長くなるので、深くは話しませんが、スタンフォード大学の心理学の教授が行った研究で、「学習に対する姿勢」は大きくわけて二通りあることがわかりました。僕が効いてまわったところ、「なんでこんなにできないんだろう。」という気持ちがほうが大きい方は大体全体の２割ぐらいの方なのですが、こういう方はまず「話せるようになりたい！」という気持ちを大きくする必要があります。

「なんでこんなにできないんだろう。」と思ったまま勉強するのがかなりストレスになるので、勉強自体を一度中断したほうがいいみたいです。そうしないと、今よりも英語が嫌いになってしまいます！

そういう方は今一度、英語を勉強したい理由、英語が話せるようになりたい理由を考えて、より明確にしてください。

英語力が上がれば、このストレスはなくなるはず。英語が嫌いじゃなくなるはず。苦手意識がなくなるはず。そう思っているかもしれませんが、このストレスがあると、逆に英語が上達しません。なので、お気をつけ下さい。

さて、ご自分の具体的な英語力の現状がわかりましたね。

次回はそれをどうやって上げていくかをお話しします。

ではまた！

イムラン