今年１年お世話になりました！

おはようございます。パウダーイエローの稲垣史朗です。

今年も毎日テレビのニュースや新聞・雑誌の誌面上でも色んな出来事や流行語が氾濫していましたが、最も関心を持った今年一番の流行語はなんと言っても「断捨離」（だんしゃり）！皆様もご存じの様に一昔前までは、「片付けられない・・」の言葉がやたらとマスコミで目や耳にする機会がありましたが、今回の「断捨離」はその奥にある精神論を解明した話でもあり、単なるモノを捨てると言うことだけでは無い「心」のあり方を見直す本でしたね。

 仕事柄、人様の家にお邪魔する機会が非常に多くありますが、いつも何故人間はこんなにも「モノ」に溢れて生活しているだろうか・・・とつくづく考えさせられていました。リフォームとは「片付ける」ことであり、決して「収納場所を増やす」事や「快適な部屋」ではないと常々思っていましたから・・・つまりは人間の思考の原点に「片付ける」事によって気分転換も出来るし居心地も良くなると言う事実を認識することが大事だと思います。

 先ずは、その原点に立ち返って本当は何を「リフォーム」しなければいけないのか・・？その答えは「心のリフォーム」ではないかと考えていましたから、本書の内容は優しく理解出来きた上に、痛快な一言で言い切ってくれた「流行語」に感激です！大事なモノとは「物質」で残す事だけではなく・・・自分の「心の内」に残すと言う考え方でこれからの生活を満足する事ではないでしょうか。

ご存知の無い方に少しだけわかりやすく解説しようと思いますが・・・「断捨離」とは？家の中には使わないモノ、どこかからもらってきたモノなど、たくさんの「ガラクタ」がありますが、使わないモノを捨てて本当に必要なモノだけに絞り込んでから、不要なモノの流入を断つ。モノを絞り込むことでストレスを取り除き、毎日を快適に過ごす為の「考え方」や「方法論」が「断捨離」と言う本来の意味です。「断捨離」とは、あなたの暮らしを豊かにするモノと心の「デトックス」方法なのです。「デトックス」とは、体内にある有害な毒素と言う意味ですが、ガラクタをひとつ捨てるだけで片づかない部屋、忙しすぎる毎日、面倒な人間関係・・・停滞していたことが回り出す!　なぜか“いいこと”が起こりはじめます。

 最後になりましたが、私が考える「断捨離」の本来の意味は、その先にある「自立」だと思いますね。一般的に男性は「それは女性のやることだろ・・」と決めつけている人が多いですが、夫婦であってもお互いが、掃除・洗濯・料理と言う作業は、あなた自身が生きて行く上で最低限必要な「コト」です。もう少し分かり易く言えば、あなたの人生の「自己管理」であることを決して忘れないでくださいね。

世の中は、これから更なる 「高齢化社会」 や 「お一人様」 社会になりますので、将来後悔しない為にも今からでも遅くありません、是非皆さんも実行されては如何でしょうか・・・お奨め致します！きっと「人生観」が変わりますよ！　ご夫婦の方であれば、さらに「仲良く」なれること請け合いです。

それでは、来年も宜しくお願い申し上げます。