時空を越えた出会い

先日、中小企業家同友会の障害者委員会の全国会議で愛媛へ。

会議の前に、愛媛同友会の会員企業を見学。

そこは、障害者の就労継続支援A型企業。

（簡単にいうと、助成金をもらいながら多数の障害者を雇用する企業。

　雇用なので当然、最低賃金は支払われるし、保険など法定の福利厚生も完備）
　
　


50人以上の障害者を雇い、雇用率は８０％以上、

通勤できないため在宅で就労する重度障害者約20人。

さらにすごいことは、一般企業で働ける障害を持った方は

どんどん外に出していること。




こんな田舎に、すごい会社があるもんだー

と、正直半ば人事のような気持ちで

感心しながら説明を聞いていたところ



「僕の会社は、おそらく日本で二番目にできた

　障害者の就労支援の会社です。

　一番目は木村さんの会社です。

　ね、そうですよね、木村さん！」




と、急に振られて、一気にパニック。




「は、はい！」




と、得意のいい加減返事をしながら

一瞬のうちに

ある出来事が

頭の中でつながった。




そういえば、僕の起業直後、6,7年前に

ジョイと同じようなことをしたいので

話を聞きたいということで

愛媛から、わざわざ来てくれた人がいた。

私の話を聞いて

圧倒されてしょぼしょぼと帰っていった。

（という風に見えた）

この人は、これであきらめるんだろうなー

と思い、私の記憶からは瞬間削除された。




ええっ！？　あの人なんだ！




今となっては、障害者の就職周りの企業は、雨後の竹の子状態ですが、

その当時、障害者の就職支援をビジネスにするなんて、変人扱いでした。



東京でやっていた私でさえそうだったんですから

愛媛では、それはもう大変でしたでしょう。




一瞬のうちにその方の苦労振りが容易に理解でき

かつ、あのときの落胆して愛媛に戻っていった姿が重なり

とてつもない感動を感じた。




あそこから、ここまで来たんだ！




その方の企業説明が終わった後に

一目散に駆けつけて

むしゃぶりつくように握手しました。



「一緒に何かやりましょう！」

「同友会同志のコラボで結果を作って

　これを2年後の全国交流会で発表しましょう！」

「それを同友会の中にどんどん広げましょう！」



時空を越えた出会いに、すっかり興奮状態でした。




あ、紹介が遅れました。

その方のお名前は、北野賢三さん。

http://profile.ameba.jp/maruc-biz/


そして、北野さんが魂をこめて立ち上げた

日本で一番素敵なA型事業所は、まるく株式会社。

http://maruc.biz/sub/profile.html




年明け早々東京に来るそうです。

一緒にやりたいアイデアがあふれかえっていて

今から待ちきれません！




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本を出版しました！
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062820870/
書名：世界一の障害者ライフサポーター
著者：木村志義
出版社：講談社
定価：本体１４００円（税別）
発売日：２００８年１１月７日

ぜひ、お読みください！


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