四大マスメディアと呼ばれるテレビ、新聞、雑誌、ラジオへの出稿が
下降しつつあるなか、インターネット広告の出稿量は増加をたどっています。
これはインターネットがコミュニケーションツールとしての認知が進んでいる
ひとつの証しであるといわれていますが、もっとも重要な理由に、
ウェブサイトはターゲティングメディアであるということです。
ターゲティングメディアとは、性別や世代を特定して個別に情報を発信したり、
双方向のコミュニケーション機能を用いて顧客の意向を尋ねることができる
メディアということです。
これは、多くの消費者に向けて同一内容を一斉に届ける四大マスメディアと、
もっとも大きく異なる点です。
顧客への情報の提供手段は、その狙いに合わせて適宜使い分ける必要が
ありますが、顧客満足の向上を狙うなら、顧客とのより密なコミュニケーション
展開が可能なウェブサイトが、最も効果的なツールといえます。
ウェブサイトには、広く浅くサービスや商品を告知・販売するというより、
一人ひとりの顧客とのつき合いを深めていく役割があります。
その最初の一歩は、積極的に情報を提供していくこと。
自社のことをよりよく知ってもらい、ブランド力をアップさせることです。
ウェブサイトは顧客に近いツールだけに、戦略が正しければ、
それに見合った成果が必ず出ますが、逆もあります。
利用者が企業のウェブサイトに期待を抱いてアクセスしているのにもかかわらず、
戦略がないままに漫然と情報を羅列していると、ブランドイメージを損ないかねません。
顧客満足を上げるために自社・自店のウェブサイトを活かすことができるかどうかは
経営者の考え方次第といっても過言ではありません。
オーナーの方々には、ウェブサイトの可能性を知り、
ウェブサイトの活躍の場が広がっていくことに、ぜひ期待していただきたいと思います。