「儲かる会社になれる方法(2)」 - キャッシュフロー - 専門家プロファイル

ドクトル・ホリコン 堀内智彦
株式会社グリップス 企業ドクター
東京都
経営コンサルタント

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対象:財務・資金調達

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「儲かる会社になれる方法(2)」

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経営改善 原価・利益管理

会社の病気を治すホリコンです。

さて、問題の「どぶに捨てられた、売上の10%にもあたる膨大なキャッシュ」とは、
決算書に計上される売上高や損失額ではなく、会社の経営活動のいたるところに潜んでいる「目に見えない経営の“ムダ”」
を指しているのです。

「いや、うちは何でも倹約しているし、従業員もみんな口をそろえて人が足りない!時間がない!ってぼやいているくらいだから、“ムダ”なんてないよ!」

そう反論されるかもしれませんが、本当にそうでしょうか・・・?
例えば、1日を振り返っていただいて、“今日は朝から晩までしっかり仕事をしたなあ!とか、今日の仕事の成果は”100点満点だ!“と自信をもって言える日は、一ヶ月に何日くらいありますか?

「そういわれるとなあ・・・」
頭をかかれる方も多いと思います。

さらにもう少し具体的に質問してみます。

今日もさぞ忙しかったでしょう?、そのさなかでモノ探しをしませんでしたか? 倉庫にあるはずの在庫が足りなかったことはないですか? 慌てて資材を発注しませんでしたか?

また、

今日の会議は、定刻どおり全員あつまりましたか? 全く発言しない参加者はいませんでしたか? 会議は予定時間どおり終わりましたか? 会議で前回と同じ議論を繰り返してないですか? 何か具体的な行動計画をたてましたか?

はたまた、

お客様からのクレーム対応で、1日の殆どがつぶれてしまったことはありませんか? せっかく注文をもらったのに品切れしてしまって、他所で販売されたことはありませんか? 同じ失敗を繰り返して、お得意さんを失った経験はありませんか?

どうでしょう?
上記に上げた内容にあてはまってしまった場合には、その“ミス”や失われた“時間”はいずれも“付加価値”を生んでいませんよね?

「確かに付加価値は生んでないけど、損失も発生させてないぞ!」
そういわれるかもしれません。確かに会計上は“損失”を発生させていませんが、でも、これらは「就業時間中」のことですから、全ての項目において、この無駄な時間には、“人件費”がかかっています。

上記のムダは、全部、経営上の“損失”なのです。

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