コミュニケーションスタイル - 英語の文法 - 専門家プロファイル

鈴木 将樹
英語総合即戦学校 
英語講師

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山中 昇
山中 昇
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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日本では確かに学校で文法を勉強しますし、英語に割いている時間はかなり多いと思います。それでもなぜしゃべれないのかと考えると一つには授業スタイルの問題があるのではないかと僕は思っています。日本では教師が一方的にしゃべって、たまに生徒に当てるというスタイルが主流で、生徒側は教師の話をさえぎって質問をするということに慣れていません。

ところが海外ではどうかというと、僕が行っていた大学では、とにかく生徒が積極的で、先生が1つ言えばいろいろな反応が生徒から返って来ていました。けれど、僕はそういうスタイルに慣れていないので、みんなの前で発言したり、そのスピードについていったりすることにすごく戸惑いを覚えたことを思い出します。

僕が某英会話スクールで教えていたころ、とにかくこれではいけないと思ったのが、ここでも教師主導授業がすすめられることです。質問に答えることはできても、質問を作ることに慣れていかないために、いつまでたっても会話の主導権を握ることができません。こちらが質問をするといい答えが帰ってくるのですが、その後に質問を返してくれるかというとそうではないわけです。How are you?と聞いてもI'm fineとはみんな答えますが、「あなたは?」と聞き返してくる生徒が少ないのです。

これは日本の文化的なことでもあるので、仕方のない面もあると思いますが、英語を話すときには自分でどんどん質問をして会話のリズムを作らないといけません。そういったことを考えて、自分の学校では生徒同士で話せるように、自分達で会話を作り出せるような姿勢を身につけてもらいたいと思って、工夫をしています。

英語を勉強する人は、英語を話すときは人格が変わるぐらいのつもりでいいと思います。英語には敬語がないし、日本語より断然カジュアルであるために、日本語を話すときより英語を話すときのほうがフレンドリーになるのはむしろ自然なことだと思います。英語をしゃべるときは、質問を多くしてなるべく会話のリズムを保つようにしていけば、ネイティブともうまく渡り合えると僕は思います。

単語や文法を勉強すると同時にそのようなコミュニケーションスタイルを作り上げていくことも非常に重要なことですね。

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