土用ウシの日 - コラム - 専門家プロファイル

平 仁
ABC税理士法人 税理士
東京都
税理士

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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土用ウシの日

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昨日は土用丑の日。
皆さん、ウナギに舌鼓を打たれたことと思います。
私は高校時代から20年以上、ウシの日にちなんで、吉野家に通っています。
昨日も牛丼に舌鼓を打ち、ウシ違いの一日を楽しんだわけです。

今年は梅雨明けと同時の暑さで、皆さん往生しているようで、それなりに
ウナギの売上も上がったようですが、中国からの輸入ウナギの販売も
復活したようですね。

食の安全より生活防衛が優先されるんですね。

ただ、中国産だからキケン、という考え方はおかしいですね。
日本から生産管理の専門家を派遣して、安全で美味しい食材を外国で生産
している業者も多いのですから、現地生産に丸投げであるならばともかく、
世界中、どこで作られていても、生産管理がしっかりしている業者が作った
商品であれば、安全なものだと思いますね。

中国との取引があるクライアントもいることから、中国とのやり取りには
注意しているつもりですが、日本人との文化の違いがあるために、特に
食の安全などの安全管理意識や遵法意識はかなり希薄なところがあるため、
その辺のチェックが欠かせないことは事実ですね。

しかし、ダメなものはダメと、しっかり主張すべきときに主張しなければ
なめられるのは、国際社会での常識ではないでしょうか。
我が国独特の仲間意識をベースとした島国根性は世界標準ではないことは
明らかである。
中国との取引は最初の段階で明確にしなければならないところをあいまいな
ままでスタートさせてしまえば、後で大変なことになるケースも多いようだ。

日本と同じレベルでの安全意識やお客様主義はないものと考え、しっかりと
したビジョンを示した上で、中国側から協力を引き出せれば、中国の人件費の
安さとその勤勉性に基づく優秀性を発揮してくれるはずです。

国際標準の商取引を意識しなければ、中国と言わず、あらゆる国で、正当な
取引が成立しなくなるはずです。
我が国経済の脆弱性は、国内市場の弱さにあるわけですから、国際標準を
意識した商取引がなされていくことを期待したいところだ。