波と波の隙間 その2
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2005-12-12 13:15
人材をけっこうたくさん確保したがっているのだそうだ。
ニートやフリーターが問題だと言われているが、
就職難の時期に無理してツマラナイ会社に買い叩かれて入るより、
大学卒業後にフリーターでもやりながら、
団塊の世代の定年時期に合わせて、
良い会社に良い条件でスルッと入っちゃう方が賢いのかもしれない。
そんなことを話してくれた。
(ま、もちろんボンヤリなフリーターじゃダメだろうけど。)
こんな見解は今まで僕は聞いたことがなかったけど、
きっと彼らが肌で感じていることなのだろう。
僕にとっては新鮮な話しで、それがとても前向きなモノの見方だったので心底感心した。
世の中で、個人がどんなに信念をもって生きようとしていようとも、
世相の影響を受けずにいることは難しい。
けれども、こんなふうに世の中の方が絶えず動いているのであれば、
いつか突然ポッカリひらく、波と波の隙間のようなところは、けっこうありそうだ。
チャンスってやつは、ある日突然見える人にだけハッキリと見えるカタチで
現れるものなのかもしれない。
どんなことでも、日々の積み重ねってやつは無駄にはならない。
そう思ってもいいような気がしてきた。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう