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閲覧数順 2024年05月10日更新

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ホームページリース商法の問題点

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なぜ、ホームページリース商法には問題があるのでしょうか?
なぜ、悪質商法、悪徳制作会社、詐欺まがいであるといえるのでしょうか?

簡単にその理由を説明いたします。

  1. そもそもホームページはリースにできない
    契約書ではソフトウェアやパソコンなどがリース対象となっています。
    あたかも、パソコンはオマケであるかのように、「便利なソフトだから一緒に使ってみてください」という口上でリース対象をカムフラージュします。
    ホームページは法律的にリースの対象とはなりえません。
  2. 何もしなければ丸儲けの経済原理
    リースでは最初にリース会社から一括で全額が製作会社へ支払われます。
    つまり、更新作業をすればするほど利益を食っていくことになり、逆に何もしなければ全額が利益になるわけです。
    健全な契約は、提供されるサービスやシステムに満足しているから翌月も更新する、というものであるべきではないでしょうか?
  3. 支払い金額に対する役務の対価
    リース会社を通すと、20%程度の手数料が取られます。(詳細は会社によって異なります)
    あなた、若しくはあなたの会社が5年間で300万円の支払いをしたとしても、制作会社には240万円しか支払われません。当然、300万円分の仕事は期待できません。
  4. 技術革新のスピードについていけません
    現在インターネット業界では、常に新しい技術やサービスが開発され続けています。
    3年間、5年間同じシステムを使い続けなければならないことを考えただけで、ぞっとします。
    リースの契約をした瞬間から、あなたがリース契約したHP作成ソフトの価値は下がり始めるのです。バージョンアップは無償で行うと言っても、その作業は代行してくれるのでしょうか?CDだけが送りつけられて、後はそちらでと言われても、パソコンへのアプリケーションのインストールと、サーバーへのインストールは難易度が違います。
    もし、失敗してしまうと、最悪今まで作り貯めたページが全て消失してしまうのです。
  5. 制作会社の怠慢により契約を解除しても、リースの支払いは続きます
    リース契約はローンや借金と同じです。
    制作会社の対応が悪いからといって、支払いを行わないと、クレジット会社のブラックリストに載ってしまいますし、督促の対象となります。
    リース対象自体は、パソコンなどの機器や、制作ソフトなどのソフトウェア(厳密に言うと、箱に入ったCDとマニュアル)です。
    通常、リース期間内であれば、使用者による過失でない機器の故障時は、リース会社が新しいものに交換するか、修理代を負担してくれます。
    しかし、悪質リース商法にてホームページ制作と、webコンサルティングやSEOなどの維持管理を契約しても、それらのサービスに満足し出来ないからと言う理由で、再制作や解約は出来ません。なぜなら、リース対象は、機器やソフトウェアであり、それらには不良も瑕疵も無いからです。
  6. 万が一、事業を終了される場合もリースの支払いは続きます
    経済が不安定な今日、特にビジネスを始められたばかりの方は、5年後も自分のビジネスが同じかたちで続いている保証はどこにもないでしょう。
    ホームページ製作をリースで依頼してしまうと、その製作会社が倒産してしまったときもリースの残債を支払い続けなければなりません。もちろん、あなたの会社が倒産したときも、リースの残債は負債として残ります。
    また、情報時代・IT時代のビジネスは、思いつきで始められるような小回り、機動性が強みです。
    一旦ネットショップやウェブサイトを作ってみて、「方向性がちょっと違ったな」というときはすぐにサイトを作り直す必要があります。
    にもかかわらず、リース契約により、長期間自分のビジネスモデルを拘束されるのは、明らかな機会損失、リスクであるといえるでしょう。

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