- 杉山 孝
- 株式会社キャリア・クリエイト 代表取締役 人材コンサルタント
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
キャリアというと、かつては「高級官僚」等のエリートを指す言葉でした。また、最近では「経験してきた職業の連鎖」などと定義されたりするので、「キャリア理論なんて自分には縁がない」「この歳になって、今更キャリアなんて言われても…」なんておっしゃるみなさんも多いかも…。
とはいえ、キャリア理論には、「示唆に富んだ話がいっぱい!」。ということで、今回から、キャリアの理論家のお話をご紹介していきます。栄えある第1回は、キャリアという言葉・概念の産みの親と言ってもいい、コロンビア大学名誉教授ドナルド・E・スーパー(1910~94)のお話。
スーパーは、キャリアを『人生のある年齢や場面のさまざまな役割の組み合わせ』と定義しました。私たちは、家庭や学校・職場や地域社会といったいろんな場面で、1.子供、2.学生、3.職業人、4.配偶者、5.家庭人、6.親、7.余暇を楽しむ人、8.市民等の役割を担っているわけですが、スーパーは『そのすべてがキャリアである』と考えたわけです。まぁ、簡単に言えば、「3.職業人としての役割だけがキャリアじゃないんですよ!」ということ。
例えば、私の現状に照らし合わせてみると、「1.親父の墓参り、最近行ってないな~」「3.まぁ、仕事は一生懸命やってるかな…」「4.最近、女房とはゆっくり話してないな~」等々…、疑問符だらけ、反省しきりの自分に気がついてしまうわけ。要は『バランスが肝心』ってことですね!?
よろしかったら、1~8.の役割を参考に、ご自身のキャリア(役割)を確認してみては如何でしょう?「何をやったらいいのかわからない」なんて言ってる場合じゃない、やりたいことだらけになっちゃう可能性大ですぞ!?
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