- 山本 治
- 医療法人審美会ウメダデンタルクリニック 院長
- 大阪府
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
歯の色が黒ずんでいて気になる。白い歯にすることは?
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(質問)
歯の色が黒ずんでいて気になっています。清潔感のある白い歯にすることはできますか?
(回答)
可能です。黒ずんだ歯の程度や原因により、処置法は異なりますが、歯のクリーニング、ホワイトニング、ラミネートベニアの3つの方法の中から選択することになります。歯のクリーニングは、歯に付着した色素や汚れを専用の器具を用いて取り除き、本来のご自身の歯の色に戻す方法です。タバコのヤニ、コーヒーステイン、茶しぶなどは歯のクリーニングで充分キレイになります。またホワイトニングは、変色している歯の表面を化学的に脱色して白くしていく方法です。この方法は手軽に白くできることから、近年この分野で欠かすことのできない治療法の一つになってきました。効果については個人差があり、たいていの場合1〜1.5ランク白くすることが可能です。しかし、効果の持続性はなく、後戻りが生じやすいので1〜2年毎に繰り返し行う必要があります。黄色歯や軽度の変色歯ならホワイトニングの適応となります。もう一つはラミネートベニア法です。この方法は歯の表面を一層削り、そこにセラミックのシェルを接着させて歯の色を白くしたり、隙間を改善します。適応範囲がとても広く、安全で、耐久力があり、しかも美しく自然な感じに仕上がりますので、審美歯科の領域において主流を占めています。変色歯や歯間離開、虫歯、軽度の捻転歯、破折歯、磨耗歯、斑状歯、奇形歯、矮小歯などはラミネートベニア法の適応となります