- 本間 卓哉
- 企画マーケティング部 リーダー
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
お話をしたいと思います。
Yahoo!リスティング広告(旧Overture)やGoogle AdWords広告などの
PPC広告をはじめとして、折り込みチラシやフリーペーパーといった
広告全般にあてはまる基本的なお話となりますのでぜひ参考にしてください。
広告立案から実施までのプロセスと6つのステージ
<1
広告の目的と目標2
ターゲット選定3
ブランドポジショニングとクリエイティブ(広告表現)決定4
メディア決定5
予算決定6
広告効果(管理と評価)1
広告立案から実施までは上記のように6つのステージに
わけることができますが、今回は皆さんに特に押さえて
おいていただきたい次の3つのステージについて説明します。
広告の目的と目標2
ターゲット選定3
ブランドポジショニングとクリエイティブ(広告表現)決定1
広告の目的と目標2
広告を実施する目的は何か?目標は何かを明確にします。
例えば、キャンペーンのためにPPC広告を考える場合でしたら、
目的は、キャンペーンによる新規会員数獲得
目標は、獲得会員数の目標数・それを達成するためのPPC広告からの誘導数
など、できる限り具体的に決めておくことが大切です。
ターゲット選定3>ブランドポジショニングとクリエイティブ(広告表現)決定
ターゲットをセグメンテーション(分類)します。
どういったお客さんに買ってもらえそうか?仮説をたてそれに基づいて
ターゲットを選定していきます。
また、セグメンテーションを進める際には3つのポイントがあります。
■1■ 商品使用パターン
誰が(who)いつ(when)どのくらい(howmany)
どのようにして(how)商品を使っているのか
お客さんのライフスタイルをインサイト(洞察)して考えます。
■2■ メディア使用の効率性
そのターゲットに絞り込むことにより、いかに効率的にメディア
(媒体)を購入できるか。
■3■ 広告に敏感なグループを見つける
どのセグメントであったら、自社の広告メッセージに最もよく
反応してくれるのか。広告のメッセージに響くチーム、響かない
チームをグルーピングしていきます。
ポジショニングとは、自社製品のイメージを作り出したり、
すでに存在しているイメージを強化したりする目的で、
ターゲットに対して競合を含んだ自社製品の位置づけを行う手法です。
例えば
・価格と品質によるポジショニング
・使用情況(使用している時の気持ち・感じていること)によるポジショニング
・商品の特性と顧客にとってのベネフィット(利点)によるポジショニング
・商品使用によるポジショニング
・競合他社とのポジショニング
など、いろいろな軸でポジショニングをもつことが大切です。
ポジショニングが決まったところで、それに応じたクリエイティブ(広告表現)を決めます。
以上が広告を立案してからクリエイティブ(広告表現)決定までに
必要な3つのプロセスとなります。
これらのプロセスを実施していますか?
感覚だけで動くよりも、キャンペーンの目的や獲得などの目標、
ターゲットを明確にして行動することで、次の手を戦略的に考えることができます。