- 早川 徹
- 有限会社アイズ・プロダクション 代表取締役
- システムエンジニア
対象:ITコンサルティング
ネットワークの先にあるサーバーやソフトウェアを利用することを指してこう呼んでいるのですが、まさに雲(クラウド)をつかむような話で、何のメリットがあってどう付き合っていけば良いのかなど実にわかりにくいです。
でも考えてみてください。
クラウド(インターネット上にあるものと考えてください)にはGoogleのような無料の巨大で高機能なネットワークサービスもあるのです。
言い換えれば、個人や1法人ではとても手に入れられない高価な設備やソフトウェアが、誰でも、今すぐにでもネットワークさえあれば利用できるわけですからこれを利用しない手はありません。
でも、まだピンと来ませんね。
そこで、今回から「Googleを味方にする」というテーマでGoogleの色々なサービスを利用するとどんな良いことがあるのか悪いことがあるのか・・・
ということを通じてクラウドコンピューティングを少しずつレポートしてみます。
例えばワード
ワープロソフトと言えばマイクロソフトのワードというぐらい有名で普及率の高いソフトですが、まともに買えば2〜3万円はしますね。
プレインストールされているパソコンはともかく、購入してもインストールしなければ使えません。
その後もupdate(更新)やらバージョンアップやら…
そのバージョンアップはもちろん、有償ですね。
updateに関しては「自動更新をオン」にしたところで、パソコン起動時の「もたつき感」はそのせいもあるのだと思うと少々イライラしてきます。
これが1台、2台ならともかく、職場などの複数のパソコンならそれぞれで同じことをしているわけですから、考えてみればワードを使うためにずいぶんと労力もかけているわけです。
それに、思い出されるのがOffice2007の登場です。
それ以前のワード(に限らずOffice製品全般もそうですが)とは使い方もがらりと変わって、画面を見て戸惑われた経験を持っている方も多いはず。
しかも、保存するファイルの拡張子まで変わってしまいました。
うっかりすると環境によっては開けません。
互換性を保つための保存用オプションやツールもありますが、とにかく不便で仕方がありません。
世界中でイライラした時代でしょう。
ところが、クラウドコンピューティングはそういったイライラや労力とは無縁なのです。
面倒なことはすべてクラウド上で行ってくれます。
ソフトの対価だけでなく、メンテナンスフリーなのが大きなメリットなのですね。
さあ、とにかくクラウドコンピューティングを実践してみましょう。
次回は「ワードの代わりにGoogleドキュメントを使うとどうなる?」。
実際にGoogleドキュメントの使い勝手も見てみたいと思います。