neoteny japan展(3/3) - インテリアコーディネート全般 - 専門家プロファイル

前川 知子
株式会社ハウスオブトゥモロー 
インテリアデザイナー

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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neoteny japan展(3/3)

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展覧会日記

neoteny japan展に関するコラムの最後に、私が高橋氏をコレクターとして
存じ上げた経緯を少し。
あれはまだ、神楽坂に高橋コレクションができる数年前のこと。
私は風邪をこじらせ、なかなか治らぬことに業を煮やし、新しい内科に
かかろうと内科探していたら、田町の駅前に、遅い時間でも空いている
”内科”があって、行ってみることにしました。
たどり着いてみたところ、なんか入り口から雰囲気が違って、病院というよりも、
Barとでも言った方がふさわしい感じです。
面白い趣味の病院だなと思いながらも、受付のある2Fへ。
小さな待合室ですが、壁には現代アートの作品(誰の作品があったか忘れて
しまいました!!)がでーんとおいてあるではありませんか。
なんか普通の内科とはちょっと違うぞ・・・そう思いながらも待合室で
待つこと10−15分。
呼ばれて中に入って、まるで書斎のような診察室に高橋氏は
座っていらっしゃいました。
しかし診療室に入って確信し、私は恐る恐る聞いたのです。
「あのーもしやここは、普通の内科ではなく、精神科ですか?」
「あーそうですよ。どうなさいました?」
で、私は風邪をこじらせていること。内科だと思ってきたことを告げたところ、
内科もやってますけどねといったニュアンスで、簡単に診察してもらい薬を
処方してもらいました。
最後に私は待合室や診察室の中にあるアート作品をさして、
「これってもしや・・・」と伺ったところ、ご自身が現代アートのコレクター
であることを教えてくれました。
私もアート関係ですとお伝えすると、すぐに名刺を差し出されて、
「面白い展覧会やるなら案内をください」とのコメント。
なんだか、面白い出会いだったなと思いつつ、後日知人のアート関係者に
その話をしたら、「精神科医で高橋さんと言ったら大変有名な現代アートの
コレクターなんだよ。」と教えてくれました。
それ以来当然ながら直接お会いすることは全くないのですが、その後、
高橋コレクション設立を含めコレクターとしての名声は高まるばかりです。
世の中、いろんな出会いがありますね。