- 坂田 岳史
- 有限会社ダイコンサルティング 代表取締役 IT経営コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
今日は、新規ビジネスの考え方についてお話します。
尚、このコラムは、私が発行しているメルマガ「さかやんのコンサル日記」から抜粋してお送りしています。
http://archive.mag2.com/0000116110/index.html
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私はITコンサルの他に、新連携ビジネスのコンサルティングも行います。
今日はその中で感じたことを書きます。ちなみに、新連携ビジネスとは複数の企業が集まりそれぞれの強みを活かした新製品や新サービスを創出していくものです。
まず、新連携に限らず新しい製品やサービスには新規性(独自性)が必要です。
誰でもやっていることをやっても意味がありません。いろいろ相談を受けるのですが、この新規性をいかに出すかが難しいのです。ものづくりの場合は、製品の構造や機能などで特許をとって新規性を
出すこともできますが、サービスの場合はそれが特に難しい。
以前、ある会社の社長さんが「うちは特許が取れるような技術がないから独自性のある製品が開発できない」と言われました。
新規性とはその企業独自の新しいものだと思います。つまり、特許があるないに限らず、その企業でしかできないことが重要なのです。
例えば、あるラーメン屋さんが非常に美味しいラーメンを作りました。あまり美味しいのでいつも行列が出来ています。これは特許ではなく、ラーメンのタレに秘密がありこのタレはここの
ラーメン屋さんしか作れない(いわゆるノウハウですね)。
また、あるレストランではここのレストランでしか調達できないある材料を使っています。他のレストランが同じものを調達しようとしてもできない。これは供給元の独占でありこのような材料を使うことも自社独自の製品を作る要素になります。
多くの企業では、技術開発に懸命ですが、このように加工方法(ノウハウ)や原材料の調達に独自性をもって、製品開発を行い新連携に挑戦している企業もあるのです。
今日の一言
「特許だけが独自性ではない」
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有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(近畿経済産業局認定 ベストITサポータ)
sakayan@daiconn.co.jp
http://www.daiconn.co.jp
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私の理念
「一期一会」その瞬間を大切にします。