
- 野村佳代
- 出版/広告プロデュース〜企画・ライティングからデザイン・印刷まで 株式会社アスラン編集スタジオ 代表取締役
- ライター
対象:クリエイティブ制作
- 赤坂 卓哉
- (クリエイティブディレクター)
- 赤坂 卓哉
- (クリエイティブディレクター)
語彙力を養う方法
基本的には英単語を覚える方法と同じ
ビジネスで書く文章はわかりやすさと''正確性''が求められます。
美しい文章、描写力、表現力が求められるわけではありません。
しかし、語彙力が豊富だと、文章を書きやすいのは確かです。
たとえば同じ単語が何度も出てくる場合、文章が単調になってしまいやすい面があります。
こういうケースでは、違う単語に置き換えることでリズムを付けられます。語彙力があるとスムーズに単語を選ぶことができるわけです。
語彙力の乏しさを感じている人に便利なのが、類語辞典です。
類語辞典では同じ意味の言葉をいくつか紹介していますので、言い換えの際には抜群の威力を発揮します。
また、ひんぱんに類語辞典を引くことで、新しい単語にふれますので、自然と語彙力が養われるというメリットもあります。
ただし、類語辞典を使用する場合には注意点もあります。
それは、むずかしい単語を選んでしまいがち、という点です。
むずかしい単語ばかりが並ぶ文章は、読みづらいものです。
これでは、ビジネス文章が求める「わかりやすく、正確な文章」とかけ離れてしまいます。
そういう意味で、語彙力は普段から増やしておくべきものだと言えるでしょう。
その単語がすっかり自分のものになっていれば、多少むずかしい単語でも乱発することはありません。ふさわしいときに、最適な方法で使用するからです。
語彙力を養うトレーニングは、基本的には英単語をマスターする方法と同じと考えてください。
文章を読んでいる際、また類語辞典を引いたときなど、知らない単語が出てくれば、辞書を引いてみます。ノートにメモするのもよい方法です。
その際、合わせて「例文」を読んだり、メモしておくと、その単語の使用方法もマスターでき、自分のものになりやすくなります。
このトレーニングは地道なものですから、特別に時間を作って行うよりも、日常生活の中で行うほうがよいかもしれません。
気負わず、気長にトレーニングすることをオススメします。
次回は、「トレーニングで文章を書く際のコツ」について紹介します。
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