- 藤崎 葉子
- 株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
ご紹介しましたが、最後は同じ「安定」重視タイプでも個人志向の強い
「個人安定タイプ」をご紹介します。
※上司タイプに関する解説はこちら
職人気質で孤高のヒーロー!!「個人安定タイプ」
このタイプは野球の選手でいうと、非常にストイックに技術や品質を追求し、
人並外れたセンスや才能を発揮するイチロータイプ。
ある意味ワンマンでリーダーとしてついていくのが難しい面もありますが、
そのカリスマ性やヒーロー・ヒロイン的な魅力で部下を惹きつけます。
しかし、その独特な”ワールド”にとまどう部下も多いかもしれません。
さて、どんなふうに対応すればよいでしょうか・・
あなたの上司は普段、こんなことを言っていませんか?
★「俺(私)的には・・」
自分のポリシーや仕事へのこだわりをしっかりもっている
このタイプの上司は、部下の仕事も自分のものさしに
照らし合わせてはっきり意見を言います。
これに対して部下のあなたもしっかり自分の意見を返せば、
「なるほど!」と上司も聞いてくれるでしょう。
★「結局、何が言いたいのかな?」
細かな状況報告や、途中経過などを報告しても、
あまり興味を示さないのがこのタイプの上司です。
それよりも、論理的にまず結論から伝えるようにすると
上司の納得度もあがるはず。
★「それは、うちのチームの仕事じゃないよね?」
仕事に対して完璧主義なところがあり、責任感も強いのが
このタイプの上司です。そのため、部下の仕事内容に対しても、
責任範囲をきちんと把握しておきたいと考えています。
そのため状況変化の激しい他部門とのコラボレーションや
横断的なプロジェクトは少し苦手な面も。
いったん自分のチームに引き受けた仕事が多少あふれても
やり通す気合をもったリーダーなので、部下の皆さんは、
上司の意図をよくくみとって、計画的に仕事を進めましょう。
しかし、そんな「個人安定タイプ」の上司の欠点としては
・個人の成果とコミットメントを重視し、チームの調和が二の次になる傾向がある。
・決められたことを計画通りにクオリティ高く実行することには優れて
いるが、今までにない斬新な発想や意見には柔軟でない面がある。
という特徴もあります。
そのため、自分の意見やポリシーをはっきり伝えてることと、
チーム全体のために部下がお互いをフォローし合ってカリスマ上司を
立てていくようにすると良いチームができるでしょう。
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以上、4つの上司のタイプ別に部下としてうまく対応する方法を
ご紹介させていただきました。
上司も「人」ですから、コミュニケーションのスタイルも人それぞれです。
普段からどんな話し方、仕事の仕方をするとうまくいくのか、よく観察して
みましょう。
これは、自分が上司になった時にもロジックは同じですから、
コミュニケーション方法をマスターすると、
きっと部下のマネジメントが上手な上司になると思います。
自分と「合う」「合わない」と決めつけずに、うまく相手のツボを
押さえて評価面談をはじめ、仕事をうまくのりきりましょう!
★女性のキャリアについて考える
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