楽しい事ばかりに目を向ける人の心が病む理由は、「表裏一体」というこの世の法則に目を向けないから - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

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楽しい事ばかりに目を向ける人の心が病む理由は、「表裏一体」というこの世の法則に目を向けないから

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今回は私が昔から良くお見受けするものでもある、所謂「夢見る夢子さん」という、ワクワクとした楽しい事ばかりや、この世の綺麗事ばかりに目を向ける「深みというものを感じられない方達」に付いての考察です。

☆_(_☆_)_☆

 

実はこういう方達というのは、自分の辛い現実を直視する事ができない方々が大半で、それ故に自分で創造した「自分に都合の良い妄想」というものの中に無意識に現実逃避をされている事に気付かず、実は心を病んでおられる方達も多く見受けられるという事ですね。

 

何故多くの人間が「楽しい事や、楽な事ばかりに目を向けると、逆に心を病んでしまうのか?」というと、それはこの世には「表裏一体」という法則=シビアな現実というものが存在するからです。

\(◎o◎)/!

 

この世の全ては表裏一体なのですから、その片側の面だけ=楽しい事や楽な面だけに目を向けると、当然アンバランスが生じてしまうのですが、そういう真理に気付いておられる知性を持たれた方というのは、果たしてこの世にはどのくらいおられるのでしょうか?

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

どの様なものでも変化する事が自然の理であるこの世の中では、常に宇宙は「中心に戻ろう」「中心を保とう」とバランスを取る働きがある為に、どの様なものでも「行き過ぎると揺り戻される」という法則に否応なく従います。

 

ですので、「楽な事・楽しい事だけを追い求める」という心理が生まれる理由には、実はその表裏一体として対に在る「生きる事の苦しさや空しさというものを感じているからこそ生まれる心理」であるという事も、当然理解する事ができる訳ですね。

(^^✿

 

 

 

子供ならいざ知らず、大人としてそういう深い所を理解しないで、ただ表面的な楽しい事だけを追い求めてしまうと、そのアンバランスから段々人間の心というのは病んで行ってしまうという理由はここにあります。

(^^;

 

そしてその様な「自分の現実から逃避する大人」「自分の中のネガティブを直視できず、それを認めず自分の中に受け入れられない大人」というのは、話していても中身の無い偽善的な綺麗事ばかりが返って来るだけで、生きた会話にならない様な感触がありますし、

 

どこかフワフワとしていて現実感がなく、その目の表情からも「この方は自分の妄想の中に生きている」という事が私には分かるのですね。

 

そして私に取って会話していて一番退屈するのは、こういうタイプの方々になります。

 

だって意識が現実の"今・ここ"に無いのですから、何を話してもいつも同じ様な内容の繰り返しになるだけなので先に答えが分かってしまいますし、リアル感が無い分とても偽善的になってしまうから、それは当然なのです。

(^^;;

 

 

 

やはり大人として洗練された方達というのは、「表裏一体」というこの世の現実をちゃんと正しく理解できた知性的な方々ではないかと私は思います♪

 

こういう方達というのは、そういう事を理解できている分、他者への許容範囲含めた人間的な厚みや深味が全然違いますし、何より現実逃避をしない分、ちゃんと意識が常に"今"と"ここ"にありますから、会話の新鮮度が全然違うので、私には飽きるという事がないのです。

(*^^*) ~ ♡

 

 

 

ちなみに真理に目覚めていない大人達によって、生まれ持った瑞々しい感性を塞がれていない子供達との会話が超楽しいのは、彼らの意識が常に"今"と"ここ"にあるからではないでしょうか♪(※最近は赤ちゃんなのに、すでに感性を塞がれてしまっている子も多く見かける様になりましたが…)

(^^✿

 

私は電車などに乗っていて、たまにそういう新鮮な感性を持っている赤ちゃんや幼児と目を見ながら、楽しい"無言の会話"をする事がありますが、(※彼らは私が心の中で話しかけると、豊かな顔の表情や手足を使ってそれに応えて来るのが分かります♡)

 

それは彼らが「言葉を要さないテレパシーで会話をする能力」を持っているから成立するのですが(※これは違う言語を持った外国人の子供であっても成立するのが面白い所です♫)、

 

私に取ってはこういうコミュニケーションが一番面白くて楽しい時間かも♡(※これは言葉を持たない動物との触れ合いでも経験できます♪)

(^^♡

 

 

 

ちなみに、たまに大人でもそういう感性を持たれた方達はいらっしゃいますね~♫(※知性的で純粋な本物のアーティストの方にも多く見受けられます)

 

そういう方との会話というのは、お互い"阿吽の呼吸"で理解してしまうので、多くを語る必要がないですし、そういう会話というのは何を話しても(※例え他愛のないくだらない事であっても)非常に密度が濃く、時間がアッという間に過ぎて行きますが、

 

それはお互いが「表裏一体」というものを理屈ではなく、感覚ですでに理解しているからこそ生まれる相性であり、自分の中のネガティブな部分からも目を背けない=受け入れる勇気を持っているからこそ持てる人間的な深みから得られるお互いの理解であり、

 

そういう所から生まれる、ウィット含めた面白さというものを秘める"知性的で健全な人間的魅力"が、私好みの楽しく貴重なコミュニケーションを生んでいると、私自身は感じております♡

(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

 

 

興味のある方は、「陰陽」とか「陰陽五行」とかを勉強されると、物事を見る目がより深くなり、人に対する見方や、世の中への観方というものもガラリと変わるかもしれません。

( ・・) ~ ☽&☀

 

 

 

巷では「自分が付き合う人との条件」に、"笑いのツボが同じ"という事を挙げる方が多い様ですが、それは"笑い"というものが、実はその方の知性とお人柄を一番表すからではないでしょうか?

\(◎o◎)/!

 

それが「相性」というものであり、笑いに対する「理解度の違い」に顕著に表れるものなのでありましょう。

 

本当に上質な笑いとは、誰も傷付ける事のないものであったり、誰かに何かを気付かせるものであったりする訳ですが、そういう笑いには"知性的な感性"というものが不可欠であるという事ですね!

(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

ちなみに同じ笑いでも、私は最近今までに見た事がない人種である「人を貶め、それを嘲笑う事が大好き」という、まるで悪魔の様な性格を持った人間の"悪質な嗤(わら)い"というものもチラホラと同時に目に致しましたが、

 

この世は常に表裏一体なので、「とても素敵な人間に出会った」ならば、その対である「非常に悪質な人間」も同時に見させられるというのが、この世の法則から来るバランスの取れた自然な現象なのかもしれませんね~。

(・。・;

 

親切で良い人ばかりに囲まれて、そういう中で優しく平穏な気持ちでいる事は容易ですが、心底意地悪で不親切な人間から色々な嫌がらせを受けたり、人を貶める為には嘘や捏造も辞さない様な性悪な人間と一緒にいる中で、

 

そういう方含めた全ての人に対して、如何に自分はそういうネガティブなパワーの影響を受けずに、慈愛(優しさ)と慈悲(厳しさ)を忘れず、自分を見失う事なく、常に心を平安に健全に保つ事ができるかという事の方が、上級編の心の修業=魂磨きになるのですから、

 

私はそういう存在の方達には、逆に感謝を感じますね。(※だからと言って"人として"という観点から、何でもかんでも許容して自分を犠牲にはしませんが。= 自分を大事にできない者は、他者を大事にする事はできない法則)

 

 

 

ちなみに、口を開けば誰かへの文句(※私情からの無意味な怒号含む)と嫌味と悪口と愚痴しか言わない性格おブスで、人間として稚拙で未熟な方というのは、実は皆からお守りをされているのだという事にも気付けず、

 

当然そのネガティブさから来る暗さや重たさを皆が煙たがっていて、故にその方がお休みされた時には、皆が自分らしく伸び伸びと明るく自由に行動できていて、故にその気持ち良さから仕事も非常に楽しくはかどっている事はご存知ない様なのですが、

 

これもその方の「この世の法則への無知」から来る、その自分の行いから生まれる「自業自得」という自然の法則から得られている結果ですので、他人は誰も何も助けてあげられないのでございます。

( ・・)・・・

 

 

 

ちなみに世の中には、自分が気に入っている人や初対面の方にはやたら良い人ぶって優しくするけれど、

 

自分が気にいらない相手に対しては、あからさまに暴言を吐いたり、不親切にしたり無視をするという愛の無い態度を取られたりする方というのがいらっしゃいますが、(※中にはそういう私情を仕事にまで持ち込む、大人としてとても稚拙で未熟な方というのも時々お見受け致します)

 

その豹変する姿に、実は誰もが驚いている事には、気付くお知恵は無い方が多いみたいですね~。

(◎_◎;)

 

人間てそんなに馬鹿ではないので、自分には親切にされたとしても、内心では「あぁ、もし自分もこの方から嫌われる立場になったら、自分も同じ様にこんな愛の無い行為をされるのだな」と、理屈ではなく本能的に理解してしまうものなのですよね~。

 

つまりこの世の表裏一体というものを深く理解できた"見るべき人"がそういう人を見た場合、そういう方は「信用できない愛の無い人間」と見なされてしまうという訳なのですが、

 

こういう人間的に未熟な方々というのは、そういうご自分を客観視する事ができないという特徴もある為、

 

そういう見る目を持った人間から観れば(※そういう洞察力をお持ちでない方達もおられますが…)、「皆からお守りをされているけれど、誰も人間として尊敬していない」という結果を、ご本人は気付かずに得てしまうのでありましょう。

 

それって、何かとても哀しい事ですが、でも究極自分を助けるのは「自分自身しかいない」というのも、皆に与えられた平等なこの世の真理ですので、

 

結局は自分で気付けない限り、他人は誰も何もしてあげられないのでございますよね~。

(・・;)

 

 

 

…という事で、今回は「表裏一体」と言うもの含めたこの世の真理と現実というのは、この様に私達を成長させる為に大変シビアな一面を持つものでもございますから、

 

「夢見る夢子という現実逃避」や、「不親切で意地悪な行為を、自分の日頃のストレス解消として他人にする」などという行いなどからでは、

 

私達が根本に持っている苦しみや空しさを解く根本解決=充実感・充足感・安寧感というもの含めた「真の幸せを感じる道にはならないのですよ~ッ」というお話でございました~。

(^^;(^^;;(^^;;;

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年