- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
リニア新幹線は1県1駅
15年後?のオープンを目指している中央リニア新幹線ですが、
路線の調整が続く中、各通過県に1駅作ることがほぼ決まったようです。
ただ、駅は地元負担なので、その価値に見合うかどうかという議論は当然今後出てくるでしょう。
ただ、今あまり交通の便がいいとは言えない長野県の飯田市などに駅が出来ると、
その利便性は高くなり、ストロー現象も心配ではありますが、
町の活性化へのインパクトは多そうです。
飯田線はJRにしては駅の間隔が短く、これは一部は元々名鉄だったことによるようですが、
特急もない上に、新幹線接続駅が豊橋なので、東京・名古屋どちらに行くにも非常に時間がかかっていました。
他の候補地は中央本線なり何なりで今もそんなに不便ではないので、
駅の負担をするかどうかは沿線住民の方も悩むでしょうね。
品川から名古屋を結ぶようですが、おそらく神奈川県は相模湖もしくは橋本周辺(八王子〜町田の人にとっては便利ですね)、
山梨県が新駅候補地が複数あり、身延線沿線などが候補地となっています。
長野県は直線ルートになる場合は飯田周辺(ルートによっては茅野や木曽福島周辺)、
岐阜県は多治見・中津川あたりになりそうです。
せっかく中間駅を作るなら今まで交通の便が悪かったところの改善の視点で作るのがいいのかなと思います。
これが上手くいけば、大阪まで延びる可能性もあり、三重県(亀山あたり?)、奈良県(奈良?)、大阪(新大阪?)
と伸びます。
中間駅は強引に作ると岐阜羽島のように閑古鳥が鳴く駅になってしまうので、
(岐阜市の場合、名古屋に出るほうが便利)
駅を作らないという英断も求められる自治体首長さんもいるのではないかと思います。